過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
1- 20
228: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/10(金) 23:51:23.03 ID:3RgryhaRo
別の日


ガヤガヤ…


英玲奈「…相変わらず、休み時間の声は収まることがないな」

あんじゅ「それだけクリスマスライブを楽しみにしてるってことでしょう?」

あんじゅ「…私たちは出ないっていうのに。失礼しちゃうわ。ぷんぷん」

ツバサ「まぁまぁ、いいじゃない。最近のどことなく暗かったUTXの雰囲気が、一気に払拭された感じで」

あんじゅ「うん…、それはいいんだけどね…」

英玲奈「我々がそれをなすことができなかった、というのは複雑な気持ちだな」

あんじゅ「この空気…、すごく羨ましいって思うの。あーあ、私たちも今からお願いしてライブに参加させてもらう?」

ツバサ「あはは、それもいいかも…って言いたいけど、私たちは私たちで年末のライブの練習で忙しいでしょ?」

ツバサ「この盛り上がりは彼女たちの努力の結果なんだし、私たちが邪魔するのもおかしいじゃない」

あんじゅ「そうね…。はぁ、やっぱり羨ましい」

英玲奈「どれだけ羨ましがってるんだお前は…。私たちのライブだって相当に盛り上がっているのに不満なの?」

あんじゅ「そうじゃないの。不満って言うのも少しはあるんだけど…」

あんじゅ「競い合えるライバルが、身近にいるっていうのは…私たちにはなかったことじゃない」

英玲奈「…あぁ」

あんじゅ「必死で頑張ってA-RISEになって、血反吐を吐くほど努力して日本一のスクールアイドルになった」

あんじゅ「でもそれって、全て私たちの中で完結してるお話。主役の私たちだけが目立つ…面白くないお話よ」

英玲奈「…私たちにも私たちの物語はあっただろう?あんじゅ」

あんじゅ「そうだけど!…でも、もっと…他のスクールアイドルの子たちとも知り合いになりたかったわ」

ツバサ「他のスクールアイドルとは会えたとしても、ラブライブでの会場だけ…だったからね」

ツバサ「研鑽し会える…切磋琢磨できるライバル…。そういう存在と出会える前に私たちは」

ツバサ「日本一になってしまった…のよね」

あんじゅ「…なんだか、一等賞って孤独なのね」

英玲奈「場合にもよるんじゃないか?私たちは出会えなかった…というだけだ」

あんじゅ「あぁんっ!だから羨ましいっ!もう一回入学しちゃおうかなぁ…」

ツバサ「バカ言わないの。…きっと、これからいつか出会えるわよ」

ツバサ「プロの世界に出れば、私たちはもう日本一じゃなくなる。また挫折の日々の連続でしょうけど」

ツバサ「そうなれば足りないものを補わせてくれるライバルに、どこかで会えるわ」

英玲奈「…あぁ」

あんじゅ「私は高校時代に会っておきたかったのー!そうすれば…別の大学はどうこうってお話ができたじゃなーい!」

あんじゅ「あ、希ちゃんがいるわ!あぁでも彼女は卒業したらもうアイドルじゃなくなるのかしら…うーん…」

英玲奈「悩ましいのはいいが…そろそろ場所を移動しようか」

ツバサ「…囲まれちゃったわね」


ワイワイガヤガヤ…


英玲奈「ははっ、こうしてみれば、私たちの人気も捨てたものじゃ…ないよなっ!」ガシッ ダダッ

あんじゅ「きゃっ!急に掴まないでよ英玲奈っ!」タッタッタッ…

ツバサ「ふふふっ…、日本一はこうでなくちゃ!追われる気分っていいわよねっ!あはははっ!!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
618Res/1157.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice