過去ログ - もしライブ! 〜もしもμ'sのみんながUTX学院生だったら〜 後編
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379: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2016/06/13(月) 23:45:27.03 ID:Sb72Tf+Ao
絵里「ねぇ…凛」

凛「え…?な、なん…ですか」

絵里「どうして…どうしてもっと長く耐えてくれなかったの…?」

凛「耐え…何?」

絵里「本来なら、あなたの骨は…来年の夏頃に折れるはず、だったのに…」

凛「えっ…!?」

花陽「気づいて、たの…!?」

絵里「凛は最高の逸材だった。ダンスが上手で、人を惹きつけられて…」

絵里「そして、起爆剤になってくれる。あなたがもっと耐えてくれたら、私もこんな思いしなくて済んだのに…」

花陽「き、気づいてたのならどうしてっ…!!どうして止めてくれなかったんですかぁっ…!!どうし…」

真姫☆「それを絵里に言っても無駄なことよ。絵里は凛を最初から怪我に追い込むつもりだったのだから」

凛「ぅ…。そんな…」

真姫☆「きっと、凛の怪我が予想より早く爆発したのは…私たちの存在のせいでしょうね」

真姫☆「拮抗するライバルの登場で、想定以上の練習量が重なったせいで」

真姫☆「凛の足の骨は早々に限界を迎えてしまったのよ」

絵里「…そう。あなたたちの…せいなのね」

絵里「何もかも…あなたたちが…あなたたちさえいなければ…」

絵里「…どうして、あなたたちがいるの?」

絵里「なんで、ここに来てしまったの…?どうしてよ…なんで…ふざけないでよ…」

真姫☆「…どうして、なんでしょうね」

真姫☆「私はどうして、この世界に来てしまったのか…」

真姫☆「きっと私がいなかったら、こんなことは起こり得なかった…。うぅん」

真姫☆「アイドルという夢に裏切られながらも、それでも理想を貫き通そうとした少女が」

花陽「真姫、ちゃん…」

真姫☆「友人の笑顔を取り戻すためなら、どれだけの気苦労も厭わない不屈の少女が」

ことり「…私のことかな」

真姫☆「アイドルを理解するためにアイドルを超えた、不器用で一本気で、意志の強い少女が」

海未「…恥ずかしいですよ」

真姫☆「困っている人を見かけたら放っておけない、優しいおせっかい焼きの少女が」

希「…うちも少女扱いしてくれるん?」

真姫☆「誰かに染まりやすくて、気難しくて…でも、やるときはやれる気丈な少女が」

真姫「…そんなかしら」

真姫☆「私たちのうちの誰かが一人でも欠けていたなら、こんな結果にはならなかったのかもしれない」

真姫☆「A-RISEの3人だってそう。穂乃果が、にこちゃんが、凛がいなければ…あなたを追い詰めることはできなかったかもしれない」

真姫☆「今私がここにいる理由。それを答えるとしたら」

真姫☆「そうなる運命だったのよ。絵里、あなたの復讐を阻止しろって、誰かからの命令だったのね」

絵里「誰から…?」

真姫☆「そんなことは知らないわ。でも、こうなってしまったならもう観念して」

真姫☆「あなたの復讐は…成されない。UTX学院は、A-RISEは、C☆cuteは…この世界のスクールアイドルはこれからも続いてゆく」

真姫☆「誰もが笑顔になれる、夢に向かってね」


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