過去ログ - 戸塚「あの二人が喧嘩なんて珍しいね」
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◆MkSA1jS.PY
[saga]
2016/06/08(水) 07:53:05.26 ID:OKdS1PmPO
戸塚「八幡、理由知ってるの?」
八幡「知らん」
戸塚の質問に、俺は頬杖をついて答えた。視線も合わせず、ぶっきらぼうに言い過ぎたせいか戸塚は俺の横顔を悲しそうに見ているのがわかる。
でも、それをどうにかする気分になれなかった。
俺は原因である由比ヶ浜に視線を向けた。華やかな教室の角で、彼女は三浦たちと談笑している。
とても楽しそうな彼女を眺めていると、俺の視線に気付いた三浦が殺意のこもった眼光で睨み返す。
内心ビビりまくりの俺は慌てて顔を反らした。
やっべぇ、喧嘩番長なら瞬殺されてたよ。
比企谷八幡に対して完全な無関心である三浦があの態度。どうやら、最近の由比ヶ浜の奇行には俺も関係しているらしい。
全く、どうしてこうなった。
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2
:
◆MkSA1jS.PY
[saga]
2016/06/08(水) 07:56:21.91 ID:OKdS1PmPO
10月を迎え、急な気温の変化によって肌寒く感じることが多くなった頃、葉山や生徒会のバンド演奏で例年より盛り上がった文化祭の熱気と、相模とその取り巻きによる告げ口で急騰した俺に対するヘイトはようやく収まりを見せた。
教室内の話題は修学旅行への期待や興奮で持ちきりとなり、文化祭での一件が都知事の汚職のように騒がれなくなったことに、俺は安堵していた。
授業中にくしゃみをしただけで舌打ちされるような高校生活をもう三日過ごしていたら、俺は息詰まって酸欠を起こし、走馬灯で彗星の幻影を見て不登校になっていたかもしれない。
以下略
3
:
◆MkSA1jS.PY
[saga]
2016/06/08(水) 08:00:40.59 ID:OKdS1PmPO
違和感の発端は教室から。ここしばらく、由比ヶ浜は毎日の昼休みを三浦たちと過ごしていた。
放課後も、部室に少しだけ顔を出してすぐに帰っていく。いつもは聞いてもいないその後の予定を聞かされていた俺が彼女を気にかけるのに、そう時間はかからなかった。
由比ヶ浜と同様に、雪ノ下も様子がおかしい。早退を申し入れる由比ヶ浜に目もくれず、「そう。ではまた明日」そう言って長机の端に積み上げた文庫本よりも大きめな冊子を黙々と消化していた。
以下略
4
:
◆MkSA1jS.PY
[saga]
2016/06/08(水) 08:25:44.94 ID:OKdS1PmPO
金曜日の放課後。
作者に仕事しろとネットで延々と愚痴っていたシリーズ待望の新刊を手にしているのに、どうにも気分が乗らない。
曇天の空模様と午後から降り始めた小雨がより一層、鬱々としていて不愉快だ。
以下略
5
:
◆MkSA1jS.PY
[saga]
2016/06/08(水) 08:44:21.70 ID:OKdS1PmPO
「久しぶりね」
「うん...。ヒッキーは?」
「今日は先に帰ったわ。依頼もなかったから」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/08(水) 08:54:29.50 ID:i7KBQUV3O
コナン=バーーーローー
7
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/06/08(水) 09:56:07.92 ID:EYBhrBiSO
やっぱり天国へのカウントダウンが最強こだま監督至高
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