11: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:34:52.53 ID:EI2zBDU70
「ファッション関係もダメ、工具関係もダメ、なら部品とかどうですか」
「部品は作るロボによって全く違うのでダメですね、ある程度汎用性のあるものは買い置きしているだろうし」
12: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:40:40.56 ID:EI2zBDU70
「食べ物とかはどうですか」
「あー、なるほど。でも俺晶葉の好物はクレープしかわかりませんよ」
13: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:44:13.31 ID:EI2zBDU70
「あ……」
「なにか浮かんだみたいですね」
「はい。ありがとうございました」
14: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:46:24.48 ID:EI2zBDU70
なんでわかるんだこの人。
さて、俺も準備しないとな。幸いまだ時間はある。難しいかもしれないがやるしかないだろ。
15: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:48:31.87 ID:EI2zBDU70
_____________________________
「晶葉ちゃんお誕生日おめでとう」
16: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:49:45.44 ID:EI2zBDU70
俺の緊張なぞ菜々頼子ちひろさんの女連中にとってはどこ吹く風。うん、ばれてないだけいいだろうか。
どうやって切り出そうか。タイミングを見計らって。
そんなことを考えていると、「さあ、プレゼントもありますよ」……随分タイミングのいいもんだ。流石アシスタント。
17: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:52:08.72 ID:EI2zBDU70
「じゃあ次はナナの番です。これ、晶葉ちゃんの趣味ではないかもしれませんが絶対に似合いますから」
菜々が取り出たのは白のワンピースと麦わら帽子。ベタだな。
18: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:53:14.22 ID:EI2zBDU70
「最後は私ですね……。晶葉ちゃんこれ欲しがっていたよね……。それともう一つ」
アニメに出てくるようなロボットの……目覚まし時計か。ちょうど晶葉のサインみたいな見た目だな。
19: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:54:13.50 ID:EI2zBDU70
向こうは向こうで盛り上がってるな。ああ、俺の番だ。腹をくくらなきゃ。
「よし、俺の番だな」
20: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:55:33.63 ID:EI2zBDU70
そうかいそうかい、それはよかった。俺は他人事のように呟いた。
いくつになっても男の子は恥ずかしがりやなもんで。俺はそれが特に顕著なもんで。
素直な感謝っていくつになってもなれないもんだよな。特に異性が相手だと。
21: ◆foQczOBlAI[saga]
2016/06/10(金) 00:56:22.34 ID:EI2zBDU70
うちの小さい博士は照れながら感謝の言葉を述べた。
こういうところ俺に似ている気がするんだよな。だからこそほっとけないというか。
そんなこといったら菜々頼子ちひろさんから色々言われるし、肝心の晶葉にも否定されるだろうから言わないけど。
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