過去ログ - 佐久間まゆ「運命、感じちゃいました♪」
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3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:21:12.19 ID:EtZDPatb0
 
「そっか。なら、良かった」

 まだ床に座ったままの少女に手を差し伸べながら、男はほっとしたようにため息をついた。

以下略



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:25:31.63 ID:EtZDPatb0
===

 少女――佐久間まゆにとって、この二人の出会いは運命的なものだった。
 
 読者モデルとして活動していたまゆが、撮影のために訪れたスタジオ。
以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:26:48.24 ID:EtZDPatb0
 
「――ん? どうかしたかい?」

 自分の顔を見つめて動きを止めたまゆに対して、男が不思議そうな顔をして尋ねる。
 
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:28:10.51 ID:EtZDPatb0
===

「なるほどぉ……いつもこんな風にして、プロデューサーさんは女の子に声をかけていたんですねぇ〜」

 声のした方へ振り返ると、立っていたのは一人の少女。
以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:31:03.09 ID:EtZDPatb0

「あのな、仕事柄スカウトだってしてるんだ。俺が女の子と話すのに慣れてたって、別に不思議じゃあないだろう?」

「それでも、いやに手馴れてるじゃあないですか〜。だからこれはぁ、もしかしてってぇ」

以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:33:09.55 ID:EtZDPatb0
 
「お前な、そういうことを言うのは止めろって言ってるの!」

 そんな日菜子の言動に、男が顔の前で拳を握って叱りつけるフリをすると、
 彼女は「きゃあ! 冗談ですよぉ〜」なんて、まんざらでもなさそうに言い返した。
以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:41:38.86 ID:EtZDPatb0

 お礼を言って、再び階段を上りながらまゆは自分に言い聞かす。
 
 今は……今はこれでいい。
 
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/06/15(水) 20:45:16.52 ID:aIOgvx8To
なんてことしてくれたんだ日菜子ォ・・・


11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:51:16.61 ID:EtZDPatb0
 
 ――この日の撮影が、「読者モデル」佐久間まゆにとっての最後の撮影、お仕事となった。
 
 そして数日後、一人の少女がとあるアイドル事務所の門を叩く。

以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/06/15(水) 20:58:05.07 ID:EtZDPatb0
以上、短いですがおしまいです。まゆとの出会いを書きたかっただけ。

日菜子は別のアイドルでも良かったのですが、個人的にまゆと渡り合えそうなのが彼女ぐらいしか浮かばなかったので。
流石に妄想の中までは、邪魔しに来れませんものねぇ?

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/06/15(水) 20:59:01.64 ID:EtZDPatb0
>>2 訂正
×自分の上から少女がどくと、男は腰を抑えて立ちあがった。
○自分の上から少女がどくと、男は腰を押さえて立ちあがった。


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