過去ログ - 速水奏「The Dark Side of the Moon」
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10:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:38:52.76 ID:kj4bVlfs0
その時ふと、例の葉書の事を思い出した。

元担当プロデューサーからの招待状。彼女は確か今でも彼のプロデュースを受けていたはずだから結婚の話は知っているだろう。


以下略



11:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:39:40.85 ID:kj4bVlfs0
「そうですか…来れるといいですね…」

「そうね」


以下略



12:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:40:16.21 ID:kj4bVlfs0
「そう、二時間くらい待たせることになっちゃうけどいいかしら?」

「ええ、構いません。待つのは…得意ですから」


以下略



13:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:41:17.81 ID:kj4bVlfs0
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以下略



14:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:42:10.82 ID:kj4bVlfs0
「どうぞ」


コトリ、という音をたててグラスがテーブルに置かれる。

以下略



15:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:43:10.29 ID:kj4bVlfs0
「そう?でも今の文香ってば、かなり色っぽい顔してたわよ?」


私は意地悪な顔で、彼女をちくりと刺してみる。

以下略



16:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:43:39.99 ID:kj4bVlfs0
「奏さんは…相変わらずですね…」


真っ赤な顔で縮こまる文香がか細い声で恨み節をつぶやく。

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17:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:44:15.90 ID:kj4bVlfs0
「あの…ひとつ、相談があるのですけれど…」


グラスを傾けながらお互いの近況を報告し終えたそんな頃、文香が重々しく口を動かした。

以下略



18:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:44:53.68 ID:kj4bVlfs0
「まぁ業界の人間も多く来るだろうし、おかしな格好ができないって事は分かるわ。それとも…セクシーなドレスでプロデューサーさんを誘惑するつもり?」


私がまた意地悪な顔をして言うと、彼女の目が大きく開かれた。

以下略



19:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:45:34.46 ID:kj4bVlfs0
文香の…初恋の人…?



「…こんな話できる方が他にはいないので…良い機会だと思いまして……その…」
以下略



20:墓堀人[saga]
2016/07/01(金) 12:46:03.29 ID:kj4bVlfs0
「初恋の人って言うけど、今も好きなの?」

「いえ、そのような事は…決して」

「でしょう?だったら何も問題ないじゃない」
以下略



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