過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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126: ◆36ujqGfUl2[saga]
2016/10/08(土) 05:20:25.46 ID:zUi4whd00
 常装の許可に大した手続きは必要ない。もともと常装を求めるのは艦娘が持っている権利なのだ。後は初月がこの書類を持って格納庫に行けばいい。
 まず無いとは重うが、もしも万が一おかしなことを考えているとしても、艤装の護りを務める『彼女』がそれを見抜くだろう。

 一方、初月はそのフットワークの軽さに、先ほどと同じ戸惑いを感じた。提督というのはもう少し威厳を意識する存在だと思っていたのだ。
 受け取った書類を見る。もちろんおかしなところはない。
 仮にサインの形が暗号になっていたら? そもそも書類が違うものだったら?
 ……なんて考えてもみるが、どうしても目の前の人は、あまりそんなことをしそうに思えてしまう。
 それにしても、自分が最初に常装の許可を求めた時は困惑していたようだったが、ずいぶんと簡単に許可をもらえたと思う。

「どうしました? 何か不備でもありましたか」
「いえ……。あの、よろしいのですか」
「構いませんよ」

 たとえ機密を破っていたとしても、それはそれで構わない、ということだ。
 
(……提督は吹雪を積極的に排除したい、ということだろうか)

 どうやら提督は少なくとも敵ではない、のかもしれない。
 実質的には自由にやる許可をもらったようなものだ、と初月は理解した。
 話はまったく通じていないのに、会話は成立してしまっていたのがとてもよくなかった。


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