過去ログ - 吹雪「はやく辞めてくださいよ司令官」 提督「吹雪さんこそ」
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67: ◆36ujqGfUl2[sage saga]
2016/08/11(木) 01:28:58.05 ID:oGmpBAz/0
「わかるんです。あの時に感じた……あの人の好きは、普通じゃなかった。とんでもない大きさと熱さで……私の精神も潰されそうに……」

 親潮が震えはじめた。自分の両肩を掴み、必死で震えをこらえようとする親潮。
 今すぐ抱きしめて安心させてやりたいと思う。
 でも、彼女も自分も、抱きしめられて壊れかけている。そう思うと動けなかった。
 どうすればいいのかわからない初月の前で、親潮は独り言のように早口でつぶやき続けている。

「あの人が本気で私達に、その気持ちをぶつけようとしたなら昨日のように抱きしめるだけではきっと終わらない。その先に、もっとその先に……私はきっと抵抗もできない。あの人の恐ろしさを知ってしまった。いえ知らせたんだ。抵抗できなくなるように……私をぐちゃぐちゃになるまで……」
「親潮……!」

 思わず顔を近づけた初月に、親潮が飛び掛るようにその両腕を掴んだ。


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