過去ログ - 暁「加賀さん加賀さん」 加賀「?」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/02(土) 20:28:41.75 ID:JmAYa6bZO
加賀「誰?」
暁「暁よ!」
声で解ってはいたけれど
振り向き、あえて聞くと
暁型一番艦の自称レディは元気良く名乗りを上げた
加賀「貴女、レディじゃなかったかしら?」
暁「違うわ、あかつ…」
加賀「ふふっ」
暁「もうっ!」
暁「暁でレディよ!」
ちょっぴりむくれた駆逐艦、暁に笑い返す
あまりこういうことは得意ではなかったのだけれど
いつの間にか
そう、あの五航戦がきてから
少し上手くなった、ような気がする
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/02(土) 20:36:09.58 ID:JmAYa6bZO
加賀「それで、何か用かしら?」
暁「加賀さんはレディだと、赤城さんから聞いたわ」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/02(土) 20:45:49.68 ID:JmAYa6bZO
加賀「……………」
常日頃戦いに明け暮れる私達にとっての日常とは戦場であり
目の前で駆逐艦が悔し涙を浮かべているのは
4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/02(土) 21:00:25.53 ID:JmAYa6bZO
だから、少しだけ
そう思ったのがいけなかったのかもしれない
暁「………」
5:名無しNIPPER[sage]
2016/07/02(土) 21:10:25.02 ID:45Yg7lHSO
レディだ
6:名無しNIPPER[sage]
2016/07/02(土) 21:11:23.83 ID:5/iaTLcNo
レディ・アンかも
7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/02(土) 21:23:29.09 ID:JmAYa6bZO
暁「加賀さん」
暁「暁は、レディになれる?」
8:名無しNIPPER[sage]
2016/07/02(土) 22:09:30.34 ID:yGpZkCtN0
>>6
おやめなさい
9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 08:52:36.24 ID:3TpyF7YYO
この子が不安になっているであろうことは
すぐに気づくことかできた
私の触れる頭が、小刻みに震えていたから
10:名無しNIPPER[sage]
2016/07/03(日) 18:23:56.14 ID:FprFk9bBo
こういうの好き
11:名無しNIPPER
2016/07/03(日) 18:32:37.45 ID:LtEwy75xO
暁「加賀さん、ありがとう!」
加賀「気にしなくていいわ」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 20:53:22.48 ID:LtEwy75xO
翔鶴「先輩、お疲れ様です」
加賀「貴女……」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 07:08:37.45 ID:6zVra42JO
翔鶴「瑞鶴は」
翔鶴「瑞鶴は…私が嫌いみたいです」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 07:19:07.71 ID:6zVra42JO
五航戦を庇うわけではないけれど
そんなつもりは毛頭無いけれど
けれど、五航戦の気持ちは分からなくもない
それに目の前の翔鶴さんを慰めるには不可欠だと思った
15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 08:47:09.57 ID:6zVra42JO
加賀「加賀です」
執務室の扉を叩いて名乗る
16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 08:57:31.95 ID:6zVra42JO
瑞鶴、五航戦、瑞鶴型航空…いや
今は瑞鶴型装甲空母一番艦だったか
電「瑞鶴さんはもう一人前なのです」
17:名無しNIPPER[sage]
2016/07/04(月) 09:16:07.59 ID:Pw4ZyhQ9O
乙
18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 09:29:41.26 ID:6zVra42JO
電「…電よりも、加賀さんは強いのです」
加賀「いいえ、貴女の方がずっと強いわ」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 10:45:00.14 ID:6zVra42JO
電「解ったのです」
電「暁お姉ちゃんとのことに口出しはしないのです」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 15:59:15.63 ID:6zVra42JO
翌日も、自称レディは私の前に現れた
初めまして。ではない一言と共に
けれど、彼女の顔はとても悲しそうだった
21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/04(月) 20:44:08.92 ID:6zVra42JO
腕の中で幼い駆逐艦が嗚咽を溢す
私の衣服を握りしめて、押し付けるように体を預けてくる
加賀「…………」
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