過去ログ - 北条加蓮「藍子と」高森藍子「虹を見に行きましょう!」
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56:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:41:51.98 ID:aVP04HYW0

藍子「加蓮ちゃん」

藍子「あなたは私に、梅雨の楽しい思い出をいっぱい教えてほしいって言いました」

以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:42:22.04 ID:aVP04HYW0
――事務所の屋上――

加蓮「…………これ……」

藍子「よかった……!」
以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:42:51.98 ID:aVP04HYW0
加蓮「すごい…………。随分……都会の虹でも……ここだからかな? それとも、偶然……?」

藍子「偶然と必然です。あのね、加蓮ちゃん……私、何日か前にここで同じように虹を見たんです。その時もすごく綺麗でした。写真を撮り忘れるくらいに……」

加蓮「藍子がそう言うなら相当だね……でも、うん、分かる。これは……いろんなことを、忘れちゃうよ」
以下略



59:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:43:22.13 ID:aVP04HYW0
ふと藍子の横顔を見た。目の中のキラキラと、どこかほっとした顔。
藍子が私の方を見た。くすり、と微笑んだ。
……あったかい。
梅雨のジメジメも、雨上がりの淀んだ空気も、ぜんぶ上塗りされていく。

以下略



60:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:43:52.79 ID:aVP04HYW0
藍子「加蓮ちゃん」

加蓮「うん」

藍子「嫌いなものぜんぶ、好きになれとは言いません。苦手な物をすぐに克服するのは、すごく難しいことです」
以下略



61:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:44:51.97 ID:aVP04HYW0


梅雨は過ぎ去って、夏が来る。
パステルカラーの思い出を、また1つずつ作っていこう。
いつも正面から私を見てくれる、たいせつな人と一緒に――
以下略



62:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:45:23.11 ID:aVP04HYW0
――後日・おしゃれなカフェ――

藍子「こんにちは、加蓮ちゃん。お待たせしましたっ」

加蓮「……こんにちは、藍子」ベチョ
以下略



63:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:45:52.01 ID:aVP04HYW0
藍子「じゃあ今日は、思いっきり涼しい物を食べちゃいましょう。すみませーんっ」

加蓮「んぅ……今度は私がそうめんにしよ。藍子は何食べる?」

藍子「そういえば、6月限定の『紫陽花傘のお団子』ってまだ食べてませんでした。加蓮ちゃん、半分こしましょう♪」
以下略



64:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 17:46:30.97 ID:aVP04HYW0


おしまい。
読んでいただき、ありがとうございました。

以下略



65:名無しNIPPER
2016/07/03(日) 20:48:04.62 ID:323A2MILO
おつおつ。
本当に毎回癒されるなあ。


66:名無しNIPPER[sage]
2016/07/03(日) 20:48:10.75 ID:5Am8kPqDO
おつです
素晴らしい……


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