過去ログ - 泉の女神「あなたが落したのは…」
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171: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:26:28.24 ID:qPBIOm/20
−−−−−(数年後)−−−−−
村人B「この前頼んだ頭痛薬はできてるかい?」
ハーフエルフ「はい、ご用意しております。少々お待ちください」
172: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:27:25.58 ID:qPBIOm/20
少年「こんにちはー!」ガチャ
ハーフエルフ「こんにちは」
少年「今日は忙しそうだね」
173: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:28:26.99 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「何か起きてるの?」
少年「ああ、ハーフエルフは『魔王』って知ってるか?」
ハーフエルフ「……」ジト
174: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:31:07.33 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「魔王は、私が小さいころから人間界に侵攻していたと聞いたことがあるけど…」
少年「本格的に魔王の攻撃に晒されてきたのは南方の島国で、この王国は一部の魔物との小競り合いって感じだったんだ」
少年「ところが、最近は王国の港町に魔王軍の本体が攻めてきているらしい」
175: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:35:38.88 ID:qPBIOm/20
−−−−−(数年後)−−−−−
男性「えーっと、解熱剤はできますか…?」
ハーフエルフ「あ、はい。できますけど、どなたが熱を出されたんですか?」
176: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:36:37.12 ID:qPBIOm/20
少年「失礼する!」ガチャ
男性「えっと、確か君は村の傭兵さんの…」
少年「あっ!父がいつもお世話になっています!」
177: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:38:50.03 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「お待たせしました。こちらがお子さん用の解熱剤です」ゴトッ
男性「おお、助かります」
ハーフエルフ「1日3回、食後に飲ませてくださいね」
178: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:41:57.82 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「少年!」タッタッタッ
少年「ハーフエルフか、薬屋は繁盛しているようだな」
ハーフエルフ「おかげさまで、最近はお客さんも以前みたいにコソコソ来る感じじゃなくなったわ」
179: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:43:31.02 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「ああ…ところで、孤児院はどうなったの?」
少年「孤児院は残っている。実は、今までの神父は領主との癒着を司教に知られて破門され、今は新しい神父の下で教会や修道院、孤児院は運営されている」
少年「それゆえ、ハーフエルフが孤児院に戻ろうと思えばいつでも戻れる状況だ」
180: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:45:12.06 ID:qPBIOm/20
少年「最近、魔王軍が沿岸諸侯領だけでなく王都まで攻勢をかけてきている」
少年「この村は王都からも港からも距離がある上、自治を確立しているから今のところ問題はないが…あまりいい状況ではない」
ハーフエルフ「魔王はこの世界をどうしたいのかしら?」
181: ◆uhdacqdci6[saga]
2016/07/11(月) 00:46:35.20 ID:qPBIOm/20
ハーフエルフ「…え!?」
少年「これからはハーフエルフ自身で世界を広げていくんだ」
ハーフエルフ「そうね、少年と一緒にね」
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