59: ◆FlW2v5zETA[saga]
2016/07/09(土) 04:52:28.61 ID:82K2CeMxO
「ユウ…さん…?」
「ふふー…テンパってもちゃんと呼んでくれるんだー…いいねぇ♪嬉しいねえ♪」
健全な男子であれば、愛おしさ、あるいは性的興奮の類を覚える瞬間であっただろう。
しかしこの時ケイの中では、居心地の良さと、得体の知れない恐怖心が複雑に絡み合っていく。
そんな彼を敢えて無視したのか、北上はそっと彼の首筋へと顔を埋め。
『ちゅう……』
吸い付くようなキスをし、そして愛おしげにその跡を、ぺろりと舐め上げてみせた。
その強烈な感覚にケイの心身は凍り付き、動く事が出来ずにいた。
抱擁を強くする腕が、まるで蛇にでも絡みつかれているような感覚を彼に与え、北上がその顔を深く背中へと埋めた、その時。
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