過去ログ - 凛「私も、生きる理由見つかったよ――プロデューサー」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/07/06(水) 12:19:07.32 ID:gOF8+lDG0
妖精「そうか――それでは周りを見ろ」パチリ
凛「――ッ!?」
凛「ここは……?」
妖精「親友の結婚式……その後の披露宴……」
妖精「安心しろ。ここは夢の中……他の人間は我々を感知できない」
妖精「さあ、あそこに座っている男……。あれが今回の主人公だ」
凛「プロデューサー……!?」
妖精「あの男はどんな心境であそこに座っているのか」
妖精「さあ、哀れな男の物語を始めよう」パチリッ
凛「あ……」
凛(会場のスクリーンが、フィンガースナップで――)
妖精「さあ、あそこに映し出された写真を見てくれ」
妖精「哀れな男と、そいつの親友と、一人の女」
凛「親友が新郎さんで、あの綺麗な人は新婦さん……?」
妖精「高校時代、部活が同じだった男と親友。女は共通の友人であった」
妖精「そんな男は、一途に女を想っていた」
凛「でも、前にいる二人は……」
妖精「もしかしたら、自分が新郎の席に座っていたのかもしれない」
妖精「そう思いたい」
妖精「あの写真――部活の最後の大会」パチリ
凛(スクリーンの写真が映像に切り替わった……!?)
妖精「もし勝ち進んで優勝できたら、俺は女へ告白する」
妖精「そんな意気込みがあった」
凛「……」
妖精「しかし――大会の直前、男は親友から告げられた」
妖精「俺、女のこと好きなんだよね」
凛「あー……」
妖精「その後、どういう結果になったのかは……。この会場を見れば明らかだろう」
妖精「男は自分の想いを押し殺し、しかし諦めきれず引きずった」
妖精「もしかしたら、またどこかでチャンスがあるのではないか」
妖精「しかし、男は親友に敵わなかった。何もかも負けていた」
凛「あ……打たれた……」
妖精「親友から譲り受けたマウンド。1−1の重要な場面」
妖精「見ての通り、ランナー一掃のタイムリーを打たれておしまいだ」
妖精「男は恋愛でも敗北し、唯一の支えであった野球でも敗れた」
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