過去ログ - 高森藍子「加蓮ちゃんの」北条加蓮「膝の上に」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:28:17.12 ID:ROlEcYYk0
――事務所――

<がちゃ

高森藍子「ただい、ま戻り、ました〜……」ヘロヘロ

北条加蓮「お帰りー藍子……藍子?」

藍子「あっ、加蓮ちゃんだ、えへっ……この部屋、涼しくて、いい、ですねぇ……」ベチョ

加蓮「…………」

藍子「…………」ベチョ

加蓮「…………」グニグニ

藍子「いたいですいたいです踏まないでくださいっ」

加蓮「…………とりあえずソファに運ぼ」ズルズル

藍子「引きずらないでぇ〜…………」

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:28:47.67 ID:ROlEcYYk0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第27話です。今回は逆バージョン。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:29:24.63 ID:ROlEcYYk0
加蓮「首には冷やしたタオル、脇の下と腿に保冷剤っと。ソファが濡れないようにタオルケットでも敷いて……ひとまずこんなところかな?」

藍子「はふぅ……冷たくて、気持ちいい……♪」

加蓮「はいスポドリ。口開けてー」
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:29:54.96 ID:ROlEcYYk0
加蓮「藍子、変なところで我慢強いし、迷惑かけたくないとか寝言ばっかりだし」

藍子「寝言なんてひどいっ。それにそれは加蓮ちゃんには言われ――」

加蓮「知らない。普段はそれでいいけどアンタ熱中症になりかけてたんだよ? 熱中症は怖いんだよ? ホントに。どれくらいかって……ま、いいや」
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:30:24.75 ID:ROlEcYYk0
加蓮「昔さ、入院してた頃、マンガとかゲームとか雑誌とかイタズラとか色々やって飽きてきたことがあってさ」

藍子「イタズラって、ちっちゃい頃からそうだったんですか?」

加蓮「医者の困る顔を見るのがすっごい楽しくてー♪」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:30:54.45 ID:ROlEcYYk0
藍子「あはは、加蓮ちゃんって色々とすごいんですね」

加蓮「皮肉?」

藍子「ちょっぴり皮肉です。でもほとんど本心です。だから加蓮ちゃん、周りの皆さんをしっかり見ることができるんですね」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:31:24.46 ID:ROlEcYYk0
加蓮「クーラーも下げちゃお。推奨温度が28度って言ってたけど……26度、ううん、24度くらいにしちゃえっ」ピッピッ

藍子「……、……ふふっ、あとでPさんに怒られちゃいますよ?」

加蓮「藍子の為だって言っておけばPさん何も言わなくなるでしょ。……いや、藍子が熱中症になりかけたって言ったら何言い出すか分かんないなー」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:31:54.53 ID:ROlEcYYk0
加蓮「またどこかに誘ってみよっか」

藍子「少しこの辺りを歩いてみるだけでも、いい気分転換になれますよ、きっと」

加蓮「……アンタ、ついさっき何も考えないでてくてくしたから死にかけたこともう忘れたの?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:32:24.89 ID:ROlEcYYk0
藍子「つ……次は大丈夫ですから! その、急に暑くなったからつい油断してただけで!」

加蓮「テレビであんだけ熱中症熱中症言っといて油断とかするモンなの!?」

藍子「今年はまだそんなに言われてないから大丈夫だって思っちゃったんです!」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:32:54.65 ID:ROlEcYYk0
藍子「加蓮ちゃんのお話を聞いてたら病院がとんでもないところみたいに見えて来ちゃうんです! 最近はあの建物がなんだか牢屋みたいに見えてきて……!」

加蓮「あ、あはは、そうなんだ。……あながち間違ってはいないのがなんとも……」

藍子「うぅ……加蓮ちゃん……」グス
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:33:24.70 ID:ROlEcYYk0
加蓮「うん。……あ、あはは、いけないいけない。もうつまんない昔話は終わりだって言ったのにね。話題チェンジ話題チェンジ!」

藍子「そうですねっ。明るいお話をしましょう!」



12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:33:55.19 ID:ROlEcYYk0
――少し経って(藍子は再びソファに横になってます)――

藍子「それで、その雑貨屋さんでは傘の半額セールをやっていたんですっ。綺麗な傘がいっぱいあって、迷っちゃって……」

加蓮「梅雨の時の売れ残りかな。いーなー、私も買っとけばよかったかも」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:34:24.58 ID:ROlEcYYk0
藍子「へ? 菜々さんって(バキュン)歳ですよね?」

加蓮「ぶっ!!」

藍子「…………?」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:34:54.66 ID:ROlEcYYk0
藍子「あはは、そうだったんですか。加蓮ちゃんが言うから深い意味があるのかなって思っちゃいましたっ」

加蓮「アンタのその私に対するよく分からない信用はいったい何なのよ……。結局、ここにいないウサミンがズタボロにされただけじゃん……」

藍子「……??」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:35:24.63 ID:ROlEcYYk0
藍子「……そうだっ。加蓮ちゃん、たまには私に膝を貸してください!」

加蓮「どーぞ」ポンポン

藍子「お邪魔しますね。えいっ」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:35:54.77 ID:ROlEcYYk0
加蓮「はーい気に入ってもらえてありがとうございますー。今ならなでなでセットもお付けできますがー」

藍子「お願いしますっ」

加蓮「はいはい」ナデナデ
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:36:24.75 ID:ROlEcYYk0
加蓮「くくく。私の膝の上にいるとお散歩はできない、お散歩していると私の膝の上にはいられない。藍子ちゃんはどっちを選ぶのかな〜〜〜?」

藍子「う〜〜〜……か、加蓮ちゃんっ。困っちゃうことを言わないでください!」

加蓮「さらに藍子の大好きなアイドル活動にPさんと2人だけの時間も追加」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:36:54.75 ID:ROlEcYYk0
加蓮「…………」ナデナデ

藍子「……〜〜♪」ナデラレ

加蓮「…………」ナデナデ
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:37:24.82 ID:ROlEcYYk0
加蓮(……ほんの少しだけ、悔しいのは。この子の幸せはいっぱいあって、私はその1つでしかないこと)

加蓮(そこに私なんかがいてもいいのかな、なんて思うのはもう飽きた。そうしたら今度は、みんなの中の1人でしかないことが悔しくなった)

加蓮(ワガママだなぁ、私。……そんなの、昔からか)ナデナデ
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:37:54.83 ID:ROlEcYYk0
加蓮「…………はいはい、私の考えすぎですよー。どーせ私はネガティブ思考ですよー」

加蓮「ちくしょー。武器に使えないじゃんか、これ」


21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/08(金) 17:38:24.70 ID:ROlEcYYk0
――しばらく経ってから――

藍子「…………ん」パチクリ

藍子「ふわ…………、…………寒いっ」
以下略



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