過去ログ - 双葉杏「色の無い水槽」
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3:名無しNIPPER[saga]
2016/07/09(土) 00:03:07.41 ID:Px08eZlJ0






彼のことは好きだった。
それはもしかしたら恋愛感情だったかもしれない。
ただ、そもそも恋愛ということに程遠い杏にはその想いに名前を付けることは難しい。
結局、友達としての好きだった、ぐらいにしとくのが無難だと思う。

杏はその程度には彼のことが好きだったけど、相手はどうもそうではなかったらしい。
まぁ、そりゃそうだ。杏とはまるでキャラクターが違い過ぎる。
こんなにも真反対の人間がいるのかというくらいに彼は真面目で一生懸命に生きていたし、怠惰が付け入る隙なんて無かった。
だから杏は深くは入り込まず、それでもギリギリのラインまで甘えて、甘え尽くす。
彼と杏の関係は透明な薄い膜に覆われていた。


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