過去ログ - 【モバマス短編集】「貴方がくれたもの」
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20: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:29:29.61 ID:bJL0D4IE0
「あら……加蓮ちゃん?」

懐かしい顔に会った。

結婚式以来かな? あの頃と同じように、黄緑色のスーツに身を包んでいる。
以下略



21: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:30:09.37 ID:bJL0D4IE0
「事務所、大きくなったね。知らない子ばっかり」

「そうですね。相変わらずあなたの旦那さんが頑張ってますよ」

「ちひろさんがこき使ってるんじゃないの?」
以下略



22: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:30:52.71 ID:bJL0D4IE0
ちひろさんに案内されて、みんなと再会した。

大人になったありすちゃんとか、桃華ちゃんとか。

もう年少組だなんて言えないね。
以下略



23: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:31:59.50 ID:bJL0D4IE0
「やっほ」

『昇進した〜』とか嬉しそうに言ってたけど、こりゃ凄い。

一室貰えるとか、本当に偉くなっちゃったんだね。
以下略



24: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:32:55.04 ID:bJL0D4IE0
コポコポとコーヒーメーカーが音を立てる。

独特の匂いがたまらない。

忙しなくキーボードを叩いてる彼は昔のまま。
以下略



25: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:34:07.90 ID:bJL0D4IE0
「ふわぁ」

なんか、疲れてきちゃった。

久しぶりに事務所に来たからかな。
以下略



26: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:35:07.75 ID:bJL0D4IE0
「……れん。加蓮?」

身体を揺らされて起きた。

本当に寝入っていたらしい。
以下略



27: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:36:13.40 ID:bJL0D4IE0
帰りの車の中で、私はやっぱり消化不良。

いっその事、こっちが夢だったらいいのになって思っちゃう。

そこまで考えて、本当にこの人のことが好きなんだなって実感する。
以下略



28: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:37:19.53 ID:bJL0D4IE0
「罰ゲームだって言って、無理やりデートに連れて行くかな」

「なにそれ」

急に暑くなってきた。
以下略



29: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:38:55.19 ID:bJL0D4IE0
「Pさん。私がお嫁さんだったら、嬉しい?」

もう、抑えられない。

この気持ちは吐き出してしまいたい
以下略



30: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:39:55.44 ID:bJL0D4IE0
「着いたぞー」

気づけば私の家の近く。

夢でも現実でも、幸せな時間はあっという間だ。
以下略



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