過去ログ - 【モバマス短編集】「貴方がくれたもの」
1- 20
10: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:15:00.83 ID:bJL0D4IE0
結局午後の授業は全部パス。

迎えが来るとかで生徒指導室に閉じ込められっぱなしだった。

別に悪い話じゃない。雑音が聞こえないだけで十分快適だった。
以下略



11: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:15:47.06 ID:bJL0D4IE0
「お? 拓海、先行ってるぞ。車は校門の前に止めとくからな。じゃ!」

「あ、おい!」

そんなことをいって、そそくさと走って行きやがった。
以下略



12: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:16:36.37 ID:bJL0D4IE0
「さっきの、イカしてたじゃん。特攻隊長なんだって?」

「元、な。用がねぇなら行くぞ」

「だから待ちなって」
以下略



13: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:17:40.61 ID:bJL0D4IE0
美嘉ファンとしょうもない話をしながら歩いていると、見慣れた車が目の前に止まった。

どうやら時間のようだ。少しだけこの時間が名残惜しかった。

「迎えみたいだね。明日も学校来る?」
以下略



14: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:19:14.96 ID:bJL0D4IE0
車に乗り込んで窓から外を眺める。

夕焼けがアスファルトをオレンジ色に染め上げていた。

「青春……か」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/07/11(月) 03:23:59.66 ID:dD+z5vqNo
そうそう、こういうのでいいんだよ


16: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:24:40.36 ID:bJL0D4IE0
【北条加蓮】

お洗濯物を取り込んで一息。

入れておいた緑茶と紗枝ちゃんからもらったお煎餅で3時のおやつ。
以下略



17: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:25:52.31 ID:bJL0D4IE0
『アイドルだった頃に戻りたいか?』なんて、今でもあの人は言うけど、正直本当に悩んじゃう。

あの頃の凛や奈緒に会いたいって気持ちもあるし、

幸せな今に帰れなくなるかもとか思っちゃうと、首を縦には振れない。
以下略



18: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:27:05.51 ID:bJL0D4IE0
お気に入りの服を着て、お気に入りのネイルをして、事務所に向かう。

別に用があるわけじゃない。

もうアイドルも引退しちゃって、今はフリーランスでネイルの仕事をしてるだけ。
以下略



19: ◆oeRx5YHce.
2016/07/11(月) 03:27:59.47 ID:bJL0D4IE0
事務所に来るのも久しぶり。

さっきから通り過ぎていく子たちに見覚えがない。

すっかり世代交代って奴かな。なんだか寂しくなってきちゃった。
以下略



37Res/24.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice