過去ログ - 飛鳥「理解(わか)ったよ……真実は都のものだ」【モバマスSS】
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11:1 ◆hJf93tAuuw[saga sage]
2016/07/12(火) 21:26:13.63 ID:gQuthCsR0
体感にしてたっぷり何十秒も経った気がしたとき、
「こ、これは壁ドンです!」
「違うの!」「違うんですッ!」
都の無慈悲な叫びと、それを否定するちひろと武内Pの叫びが重なった。

「いや、壁ドンでしょ」周子が続き、
「そ、そういうのじゃないの!」ちひろが否定し、
「す、すみません千川さん」武内Pが謝り、
「これ以上ないくらいの壁ドンです!」都が食い下がり、
僕は思わず噴き出した。
「ぷっはははは! ある意味、僕達三人で良かったですし、武内Pとちひろさんで助かった」

僕の言葉を聞いた皆は、どういうことか意味を理解しようとして口をつぐんだ様子だった。
狙い通りだ。
「もしもの話ですが、もしこの現場を目撃したのが前川みくさんだったらどうだったでしょう?
 難波恵美さんだったらどうでしょう?
 武内Pの相手が……例えばそうだな。
 もし橘ありすだったとしたら重大な事件でしょう?
 そしてもしちひろさんと武内Pではなくて、
 CuPと佐久間まゆさんという組み合わせだったら、僕達は大いに反応に困っていたでしょう」

「もしものことを考えると、僕達とお二人がここで出会ったのは
 最悪のタイミングではあっても、最高の組み合わせだったと思いますけどね。
 そうは思わないかい、周子さん?」

周子が僕の言う事の行間を読むのに慣れているということも、
この混乱を素早く収めるのにプラスに働くという確信が僕にはあった。
「なるほどねー、組み合わせ次第によっては警察沙汰だった可能性があるわけか。
 まぁー……良くて社会的立場の喪失とか?」

この言葉に顔を青くするちひろさんと武内Pに、周子は慌てて付け足す。
「ああ、いやいや、私達なら大丈夫。この事は絶対に言わないって。
 私は応援するよー、祝福するよー」
都も続いた。
「そうですね、お似合いですよ。納得のカップルです!」


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