過去ログ - 吹雪と那智と親潮と雷が出てくる -SS速報VIP

過去ログ - 吹雪と那智と親潮と雷が出てくる

↓ 1- 覧 板 20

17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/15(金) 00:19:12.30 ID:jcL02nCV0
雷「吹雪、私にできることがあれば、何でも言って。…恥ずかしいことじゃないわ」
吹雪「は、恥ずかしいこと！？」

　吹雪はそこだけ聞いて、二人から雷が全てを聞いたものと思い込んだ。ますます顔が赤くなる。
　一方、雷は詳細な会話内容までは聞いていなかった。結果として、吹雪が戦いのストレスを感じているものと考えている。艦娘のストレスといえばやはり、戦闘なのだ。

18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/15(金) 00:20:16.66 ID:jcL02nCV0
雷「そんなことない！」

　雷は吹雪の手をぎゅっと両手で握る。

雷「吹雪、誰でもいつかは戦い続ければおかしくなるのよ。それが早いか遅いかだけで…」

19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/15(金) 00:22:25.79 ID:jcL02nCV0
雷「そう。だから、ゆっくりと治療をしていくことが大切なのよ」
吹雪「治療！？」
雷「ええ。提督にはもう報告してあるわ」
吹雪「そ、そこまでしなくても！」
雷「こういうのは早いほうがいいのよ」

20: ◆Ee5pufNbt6[saga]
2016/07/15(金) 00:25:40.88 ID:jcL02nCV0
　翌日。艦娘用の搬送車に吹雪が乗せられた。

親潮「ゆっくり休んでくださいね、吹雪さん」
那智「恥じることも、心配をする必要もない。戦争は私達に任せておけ」
吹雪「なんでですかー！　私は正常です！　離して、離してください！」

21: ◆tX3Fds.0e6[saga]
2016/07/15(金) 00:26:28.74 ID:jcL02nCV0
おわり

22: ◆tX3Fds.0e6[saga]
2016/07/15(金) 00:27:42.86 ID:jcL02nCV0
以上です
何も考えずに書き始めて何も考えずに書き終わりました

ところで最後にトリップをつけわすれてたと思ってつけたら間違えました

23:名無しNIPPER[sage]
2016/07/15(金) 00:38:33.30 ID:0zIY8B3io
おつ

24:名無しNIPPER[sage]
2016/07/27(水) 07:39:57.69 ID:/wE7W2mWo
乙
いいオチだけどイカちゃんにＮＴＲるのはちょっと……

25: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:09:44.77 ID:VUouE/oY0
こっそりと続編がスタートします
なぜスレをおとさなかったかというと続編を考えていたからなのです
なぜこっそりかというと　理由は想像におまかせします

ここからはシリアスになりますがちゃんと考えていないのでならないかもしれません

26: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:11:06.45 ID:VUouE/oY0
吹雪「病院って退屈だなー。疲れてるわけじゃないのに休んでると、逆に疲れる気がする」
吹雪「なにか飲もっと。フリードリンクコーナーはこっちだったかな」
雷「あら、吹雪。どこへ行くの？」
吹雪「わっ、雷ちゃん」

27: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:13:30.44 ID:VUouE/oY0
雷「吹雪は飲み物は何が好きなの？」
吹雪「あー、たまにはお酒が飲みたいですねー」
雷「さすがに病院では難しいかな……」

　雷は少し困ったように笑う。

28: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:14:36.80 ID:VUouE/oY0
吹雪「あ、あははは、よろしくお願いします……」
吹雪（雷ちゃんが一時的に転属までして、主治医になってくれるなんて……なんだかすごく申し訳ない）
雷（吹雪が落ち込んだ顔をしてる。私ががんばらなきゃ！）

　二人のすれ違いは会うたびに深刻化している事実を、彼女たちが知ることはない。

29: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:16:53.50 ID:VUouE/oY0
雷（普段は意識されないけど、艦娘は人間とは違う存在。その心の形も違う。
　　それ故に、艦娘はみんな人間よりも精神を病みづらい、と言われてはいる。でも、今のように一日に何度も同じ艦娘が出撃する状況では、ストレスも膨大なものになる……）

　どんなに雷たち艦娘医が手を尽くしたとしても、戦況自体はどうすることもできない。
　落ち着くまでやり過ごすしかない。

30: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/10(水) 14:23:53.29 ID:VUouE/oY0
吹雪「叢雲！　叢雲でしょう！」

　吹雪はひとりの艦娘に向かって走り出した。
　その声に、艦娘が体をびくりと硬直させてゆっくりと振り向く。間違いない。

31:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/11(木) 03:29:25.07 ID:oGmpBAz/0
吹雪「あ、むら……」

　叢雲は走り去り、吹雪の伸ばした手は弱々しく宙をかく。
　手を伸ばしたまま、吹雪は立ちすくむ。自分がしてしまったことの重さにつぶされそうになる。

32:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/11(木) 03:48:21.09 ID:oGmpBAz/0
　ドリンクコーナーで雷と吹雪は並んで座っている。手にしているのは、雷は緑茶、吹雪は水。
　両手でコップをつかんだまま、吹雪が言う。

吹雪「叢雲は……何があったんですか。教えてください」
雷「……知るほうが辛いかもしれないわ。知ったからといって、何かができるとは限らないの」

33: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/11(木) 03:52:18.37 ID:oGmpBAz/0
　叢雲は、自分の病室のベッドに膝をかかえて座っている。
　毛布をかぶったその体はまだ、震えていた。

つづく

34: ◆tX3Fds.0e6[sage saga]
2016/08/12(金) 03:01:29.60 ID:myrXPkVY0
　その夜。

吹雪「…………」

　吹雪は自分の部屋で、雷から受け取った叢雲が最後に参加した戦闘の調査報告書を読んでいる。

35:名無しNIPPER[sage]
2016/08/17(水) 14:20:40.73 ID:oVo5+hHAo
いつの間にか続きが

36:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/18(木) 01:29:04.69 ID:c42TVmJV0
　叢雲は自分の個室のベッドの上で寝ていた。眠っているわけではない。体を横たえているだけだ。
　シーツ以外の枕も掛け布団も全て脇に落として、天井を眺めている。
　彼女が震えているか、自殺の方法を考えて実行しようとしている時以外は、大抵こうしている。

叢雲（なぜこうなったのだろう）

37:名無しNIPPER[sage]
2016/08/28(日) 11:12:38.11 ID:kNIfbmMQ0
aaaa

37Res/22.42 KB

↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ

Powered By VIPservice