過去ログ - 南条光 「ヒーローは涙を見せない」【モバマス】
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3: ◆r7.ia/fmbkBu[saga]
2016/07/22(金) 01:03:26.96 ID:qqSs0KNp0


屋上は茜色に染まっていた。それほど高くないこの事務所からだと、周りの建物にさえぎられてしまい、夕日が完全に見えることはない。まるで森のようだ。うっそうと茂った灰色の樹海。

光「……昔はよくここで遊んだな」

晶葉「お、いたいた。おーい、飛鳥」

昌葉は屋上のフェンスに寄りかかる一人の少女に声をかける。その姿はとてもきれいな絵のようだ。

飛鳥「珍しいお客様だね。どうしたの? こんな寂れたとこに来たりして」

二宮 飛鳥。この事務所のアイドルで同級生の一人。とはいっても、横に並んでもそうは見えないとは思う。

背が高く、整った顔立ち。かわいい、というよりかっこいいって表現が似合う子だ。年齢なんかももっと上にみられる。

服もどちらかというとユニセックスな服を好んできている。そのために、私服の高校に通ってるって話だ。

晶葉「いや、光から相談に乗っているんだが、私だけではどうにもな。話を聞いてやってくれないか?」

飛鳥「僕にかい? 別に問題はないよ。僕も暇していたところだし」

光「え、でも……」

晶葉「いいから。こういうことはいろんな人に聞いてもらうのが一番だと思うぞ?」

光「う、うん……ありがとう飛鳥」




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