過去ログ - 高森藍子「誰かを笑顔にできるなら」
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13: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2016/07/24(日) 17:20:13.69 ID:wiTHyHYmO
向こうから声をかけてきたんだ。俺は覚えにないが前に会ったことがあるに違いない。

見た目は派手ではないが、なかなか可愛い。

スカウトで声をかけた覚えもないし、この年代の子で知り合いの可能性があるとすれば学生時代の友人の妹とか…

そういえば前にゼミの友達の家に遊びに行って挨拶されたことがあるような…名前は何と言ったか。

これだけ可愛い女の子ならば記憶に残っていてもよさそうなものだが…

そもそもその時に遊びに行った友人の苗字すら出てこないのだ。

「あの、お隣空いていますか?」

なんだ、彼女は俺ではなく俺が占拠していたベンチに用があったのか。

昼間から公園でプラプラしているサラリーマンに連れなどいるわけがないが、無言で隣に座るのも悪いと思って声をかけてきたのだろう。

「ああどうぞ、お嬢さんの為に席を取っておいたんだ」

コンビニの袋を手元に引き寄せながらおどけた調子で声をかける。

「ふふ、それじゃあ失礼します」

そういって彼女はワンピースの裾が広がらないように手で軽く押さえながらゆっくりと腰を下ろした。


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