過去ログ - 高森藍子「7月25日。私は、ウサミン星でお散歩をしました」
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/07/25(月) 19:42:24.08 ID:s0xS1vQx0
銀河鉄道が止まる。それと同時に、さっき車内アナウンスをしてくれたウサミン星人(案内役)が浮き上がるようにして現れた。

『こっちですよ〜っ』

導かれるままに藍子は出口へと向かう。3歩ほど踏み出した時だった。ぽんっ、と聞き慣れた音と共に頭の上に新たな感触が生まれた。
立ち止まる。ウサミン星人(案内役)が、ちょうど頭の上を見られる角度で手鏡を見せてくれた。
ぴょこり、ぴょこりと。
ウサミミが、揺れている。

「私も、いいんですか?」
『もちろんですよ! あなたもわたしも、ウサミン星人♪』

触ってみる。柔らかくて、ふかふかで、あたたかい。
握ってみると、ぴょこり、と跳ねた。
ちょっぴり面白い。ぎゅ、ぎゅ、と何度も握る。ぴょこり、ぴょこり、と小さく跳ねる。
ぎゅ、ぎゅ。
ぴょこり、ぴょこり。

『あの〜? ウサミン星、到着しちゃいましたよ?』
「あ、はいっ、そうでした!」

少しだけ顔を赤くしながら、出口へ。



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