5:名無しNIPPER[saga]
2016/07/25(月) 20:51:42.19 ID:KzvkV2deo
みほ「…………………………」
沙織「っていうかみぽりん、元気ないけど……何かあった?」
優花里「はっ!言われてみれば……さっきまであれほど弾ける笑顔が素敵だった西住殿のお顔が曇ってますぅ……」
華「割れたお皿で手を切ってしまったのですか?」
みほ「ううん……」
華「では肘を切って……」
みほ「ううん……」
華「まさか……足を……」
沙織「いや、絶対違うし。もう切るところから離れよう?」
麻子「……一体何があったんだ?」ムクリ
みほ「……お皿を洗い終わって、ついでに郵便物をチェックしようと思って郵便受けを開けたら…」
華「郵便受けで手を切って…」
沙織「ないから」
みほ「…………これが……」スッ
麻子「……ハガキ?」
優花里「差出人は…………西住流家元・西住しほ……西住殿のお母様ですか」
沙織「?お母さんからの手紙が嫌なの?大学選抜との試合の時とか、面と向かってではないにしても協力してくれたよね?仲直りしたんじゃないの?」
みほ「……………………」
麻子「そう簡単な話じゃないんだろう。それに差出人名にあえて『西住流家元』と書いたことに何かしらの意味があると思う」
華「確かにそうですね。粋がって書いたとは思えませんし」
沙織「そっか……」
麻子「……問題は内容だ。一体どんな文面だったんだ?」
みほ「………………」クルッ
麻子「!これは……」
ハガキ『西こ住西ん住西住西どの住西住西住に西住ち西住西住よ西住西う住に西住西住にしず西住西み住西住りゅう西住西住じき西住いえ西住西もと住西住西を住西住西き住西住西住西住西める住西住西住西住西住西住ぜっ西住西住西住西たい住西住西住くるこ西住西住西住と』
沙織「……なにこれ?」
みほ「西住流の暗号文……機密保持のためにこういった方法をとるんだ」
麻子「バレバレだぞ。小学生レベルじゃないか」
優花里「せめて封書にするべきではないでしょうか……ハガキでは郵便屋さんに丸見えですぅ」
みほ「西住流的には、郵便屋が敵になるなら郵便屋を潰す、という考えだから……」
華「まぁ、大胆ですね」
沙織「そういう問題じゃないでしょ」
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