過去ログ - モバP「速水奏の輝かせ方」
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9: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 19:21:39.54 ID:pU98D89e0
「あなたが私の……。ふぅん、私をアイドルに……うーん、どうしようかなぁ」

「えっ、なに、ここで拒絶される展開なんて存在するの」

「そうねぇ……じゃあ……今、キスしてくれたらなってもいいよ。どう?」

「……はっ?」

「……なんてね。ふふっ。プロデューサーさん、顔が赤いよ?」

 なんておどけて見せる速水さん。どう考えても俺はからかわれていた。

 こんな美少女にキスをせがまれて赤面しない男がいるか! 叫び出したかったが、敗北宣言をするようで癪だ。

 大人げもなく、苦し紛れに精一杯の抵抗をする。嫌味にならないよう気をつけて。

「なんだ、意外と子供っぽいとこあるんだね」

「……ええ、子供よ。高校生って子供でしょ?」

 平然と言う速水さん。完全敗北だった。

「ああ、いや印象とは違うって話。ほら大人びて見えたから」

「よく言われるわ。正直、自分ではよくわからないけどね」

「そんなものだろう。あまり気にしないほうがいいよ。他人は無責任なものだからね」

「あなたも?」

「さあ、どうかな。それは速水さんが決めることだと思うよ」

「……胡乱な人ね。先が思いやられるわ」


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