過去ログ - ペパロニ「アンチョビ姉さん、ちょっとカノジョになってもらっていいっすか?」
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1:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:03:16.59 ID:BPp2JQ9iO
アンチョビ「はぁ? 嫌にきまってるだろ」

ペパロニ「そ、そうっすか……うう、かなりショックっす……」

アンチョビ「……」

ペパロニ「うぅ……」

アンチョビ「……え、何? ていうか、そんな事を言うために私を呼び出したのか?」

ペパロニ「え? はいそうすっけど……って、ぅわっ、姉さんが、かつてないくらいの渋い顔になってる」

アンチョビ「うあー……私の中でのお前の評価が、がっくーって下がった……ものすごい下がった」

ペパロニ「えーっ」

アンチョビ「私はお前の事、結構評価してたんだけどなぁ」

ペパロニ「そ、その嫌味な言い方、姉さんらしくないっす。なんでそんな事言うんすか」

アンチョビ「あのなぁ……明日は私の卒業式なんだぞ? 分かってるだろ?」

ペパロニ「はい、悲しいですけど、いよいよです」

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2:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:04:56.56 ID:BPp2JQ9iO
*百合百合しい話にはしないつもりです。
*ただし、二人は潜在的なレズビアンです。


3:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:07:20.61 ID:BPp2JQ9iO
アンチョビ「卒業式を明日に控えて、今日は高校生活最後の日だ。思わず私もセンチメンタルになってしまう、人生で一度しかない特別な放課後。それが今という特別な時間なんだ!」

ペパロニ「姉さん! 私もなんだか切なくなっちゃいます!」

アンチョビ「そうかそうか、つまりはそういう夕方だ! お前が私を学園校舎の裏に呼び出したのは、そういう夕方なんだっ」
以下略



4:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:13:30.05 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「姉さん、その言い方はちょっと、ひどくないっすか?」

アンチョビ「あん?」

ペパロニ「私は、真剣な気持ちなのに」
以下略



5:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:18:09.40 ID:BPp2JQ9iO
アンチョビ「いきなりそんな事いわれても、そりゃ冗談だろうと思うだろ……」

ペパロニ「今は、冗談なんかじゃ……ないっす……」

アンチョビ「そ、そっか……まぁだけど、お前のキモチは嬉しいんだけど、ただ……わかるだろ? 私達は女同志なんだし」
以下略



6:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:19:45.93 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「へへん、遅い成長期のおかげで、身長も力も、今じゃ私の方が上なんすからね!」

アンチョビ「くっ……このっ……図体ばっかりでかくなりおって」

ペパロニ「とにかくいったん落ち着きましょうよ、ね、まぁベンチに座りましょ?」
以下略



7:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:20:53.96 ID:BPp2JQ9iO
アンチョビ「このあんぽんたん! お前はレズなのか? それとも私をおちょくってるだけか!?」

ペパロニ「レ、レズじゃないですし、おちょくってもないっすよぅ」

アンチョビ「じゃあ、『カノジョ』になれって、なんだ!」
以下略



8:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:22:08.86 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「それだけじゃ、嫌っていうか。なんていうか……姉さんとの仲が途切れるのが、いやで」

アンチョビ「……む」

ペパロニ「だから、なんとかして、姉さんとつながっていたいっす」
以下略



9:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:23:37.69 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「すんません」

アンチョビ「ていうか、嫌だ嫌だって、だだをこねてもどうしようもないじゃないか」

ペパロニ「いや、私はそうは思わないす」
以下略



10:KASA[saga]
2016/08/04(木) 22:24:26.55 ID:BPp2JQ9iO
ペパロニ「姉さん、こう言っちゃ失礼ですけど……」

アンチョビ「なんだよ」

ペパロニ「ぜんっぜん乙女心が分かってないっすよね……恋愛小説が大大大好きなくせに」
以下略



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