過去ログ - P「ストイックな元隣人」
1- 20
16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:23:01.12 ID:UcuZNhVx0
夏美「今の話を聞く限りだと、その子はトップアイドルへの意識がすごく強いみたいだし」

夏美「レッスンだって、毎日一生懸命やってるんでしょう?」

P「ああ。居残りで自主練をやる日も多い。あんまり無理をしているように見えたら、こっちから止めるようにはしている」

夏美「やっぱり」フフ

夏美「その子はきっと、やりたいことに一直線なのよ。とても真っすぐ、自分を曲げない」

夏美「だから、今回挑んだオーディション。本気でやりたいと思って、本気で準備して、本気でやり切った」

夏美「それを『もっと君に合った仕事を選ぶべきだった』なんて言われたら……もやもやしちゃうの、なんとなくわかるわ」

夏美「もっと頑張るから、もっと自分を信じてほしい――そう、思っちゃうのよ」

P「………」

P「そうか……俺は、彼女を信じ切れていなかったんだ」


あの時のみくの表情を思い出す。
視線はこちらを向いていなかったが……間違いなく、寂しそうな顔だった。
その意味を、今ようやくはっきりと理解して、胸が締め付けられる。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
32Res/24.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice