過去ログ - P「ストイックな元隣人」
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12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:19:03.92 ID:UcuZNhVx0
夏美「うふふ。一言余計」

P「過去の事実を述べているだけだ。しょうがない」

P「けど……痩せたね。夏美さん」
以下略



13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:19:59.84 ID:UcuZNhVx0
夏美「そりゃあ、私だってマニュアル通りにやることの大切さは理解しているつもりよ」

夏美「でも、お客様のために多少アドリブきかせることって、そんなにいけないことかしら」

P「……難しい話だな。アドリブの程度にもよるだろうし」
以下略



14: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:21:04.71 ID:UcuZNhVx0

夏美「……ううん。これは私の自意識過剰かもしれないし、言っても仕方ないわね」

P「……苦労してるんだな」

以下略



15: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:22:13.82 ID:UcuZNhVx0
夏美「……なるほどねー。アイドルのプロデュース、うまくいってないのね」

P「彼女は新人で、俺もプロデューサーとしては未熟者だから……どうしたものかと悩んでる」

P「今日なんかは、少し彼女とギクシャクしてしまった気もするし」
以下略



16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:23:01.12 ID:UcuZNhVx0
夏美「今の話を聞く限りだと、その子はトップアイドルへの意識がすごく強いみたいだし」

夏美「レッスンだって、毎日一生懸命やってるんでしょう?」

P「ああ。居残りで自主練をやる日も多い。あんまり無理をしているように見えたら、こっちから止めるようにはしている」
以下略



17: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:24:44.05 ID:UcuZNhVx0
P「昔からそうだ。俺はいろいろと計算をして、現実を見ようとして……それで」

夏美「それは決して間違いじゃないわ。現実を見ることは大事だから」

夏美「けれど、だからこそ」
以下略



18: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:25:41.42 ID:UcuZNhVx0
P「……いや」

今は、それよりも。

P「もし、夏美さんと俺の担当アイドルが同じだとしたら……俺は、あの子ともかみ合わないことになってしまう」
以下略



19: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:26:14.78 ID:UcuZNhVx0
P「さ、話はここまでにして。うまい酒飲もうか」

夏美「……ええ、そうね」

P「……それと。東京、いつまでいる予定?」
以下略



20: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:28:10.72 ID:UcuZNhVx0
土曜日


夏美「やっほー! Pくん!」

以下略



21: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:29:37.01 ID:UcuZNhVx0
わいわいきゃいきゃい


夏美「土曜日だから、結構人が多いわね」

以下略



22: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:30:37.64 ID:UcuZNhVx0
P「理由はいくつかあるから、今から説明する」

P「まずひとつ。俺は、夏美さんとの関係を諦めたくない。歯車がかみ合わないのはわかっているけど、だからって疎遠になっていくのは嫌だ」


以下略



23: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:33:39.18 ID:UcuZNhVx0
P「このまま、『元隣人』の関係で終わることだけは、嫌なんだ。この前君と話して、改めてそう思った」

夏美「……Pくん」

P「もうひとつの理由は単純で、夏美さんが職場の人間関係に困っているようだったから」
以下略



24: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:35:24.60 ID:UcuZNhVx0
夏美「な、なにそれ……ふふっ。全然ちっとも、Pらしくないよ。Pらしくない、めちゃくちゃな理論だわ!」

夏美「でも、それが好き。私、今すっごくドキドキしてる」

夏美「さすがにすぐには決められないけど、前向きに検討させてもらうわ」
以下略



25: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:36:19.45 ID:UcuZNhVx0
翌週


みく「ふんふんふふーん♪」

以下略



26: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:36:59.33 ID:UcuZNhVx0
夏美「相馬夏美です。よろしくお願いします」

みく「ふしゃー!!」

夏美「あら? なんだか誤解されてるみたい?」
以下略



27: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:37:40.55 ID:UcuZNhVx0
みく「前川みくです。よろしくお願いします」

夏美「よろしくね、みくちゃん」

夏美「あと、かしこまった口調はいらないわ。みくちゃんのほうが先輩なんだから」
以下略



28: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:38:21.60 ID:UcuZNhVx0
夏美「あ、そうだ。P」ヒョコッ

P「あれ、どうしたんだ。戻ってきて」

夏美「みくちゃんが可愛いからって、エッチな目で見ちゃダメだからね」
以下略



29: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:39:06.10 ID:UcuZNhVx0
夏美「あ、そうだ」

P「またか! いい加減みくが待ちくたびれて」


以下略



30: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:42:14.87 ID:UcuZNhVx0
終わりです。お付き合いいただきありがとうございます
相馬夏美さん25歳、Pへのアプローチがガンガンでいいキャラしてると思います。ザ・パッションお姉さんって感じで好きです。

過去作
モバP「なっちゃんと梅雨」
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2016/08/05(金) 01:24:25.74 ID:G839L4/50
乙乙


32:名無しNIPPER[sage]
2016/08/05(金) 01:53:26.02 ID:2ruMCgAk0
かわいいそうまさんいいねえ
おつ


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