17: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:24:44.05 ID:UcuZNhVx0
P「昔からそうだ。俺はいろいろと計算をして、現実を見ようとして……それで」
夏美「それは決して間違いじゃないわ。現実を見ることは大事だから」
夏美「けれど、だからこそ」
P「……俺達は、かみ合わないとわかってしまった」
『俺達』とは、俺とみくのことではない。
俺と、夏美さんの。
夏美「一応、付き合ってみたことはあったけど……やっぱり、『仲のいい隣人』がちょうどいい関係だったのよね」
夏美「たったひとりのパートナーとしては、大切な何かがズレていた」
P「お互いに、そう思った」
夏美「………」
夏美「そう、ね。お互いに」
それは、大学時代の楽しくもほろ苦い想い出。
卒業後は、俺も彼女も仕事が忙しくて、こうして今日再会するまで顔を合わせたことはなかった。
でも、本当にそれだけなのだろうか。
会おうと思えば、会える機会は何度かあった気がする。たとえば、彼女が東京に来た時とか。
俺は――
32Res/24.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。