102:1 ◆sfGsB21laoBG
2016/08/09(火) 19:19:58.82 ID:Hr1jCc1H0
「…黙っておられては何も進みませんぞ」
再び言葉を発したアビルのそれには怒気が含まれていた。
「…私は、卿が何をそんなに慌てておられるのかが分からぬがな」
やっと言葉を発したインカはそれでもまだ目を閉じたままであった。
その言葉にアビルの拳がテーブルを叩いた。
「閣下の目には何も映っておられるのですか!今のこの惨状を!閣下が就任されてかれこれ五年!物事は悪い方向にしか進んでしかおらぬのですぞ!」
「悪い方向とは何事だ!アビル副首相!言葉が過ぎるぞ!」
左派の首相の隣に座するエヴァン大臣がアビルの言葉に反応をする。
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