114:1 ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 19:35:44.60 ID:kqsr3JY+0
「あ、いや…見た事有るかも知れないけど…覚えてないな…」
その言葉に彼女も笑う。
「ゆっくり…思い出して下さい…慌てないで大丈夫ですよ…」
私も笑った後に再び目の前の大きな湖を見た。微かに黒い大きな筋が泳いでいるのが分かった。
「あれって…食べれるんだろうか…?」
「さあ…私は食べた事が無いですけど…釣ってみます?」
そこ言葉に私は笑いながら首を横に振る。
「逆に食べられてしまいそうだから良いよ」
彼女も軽く笑いながら私の隣に立った。
束ねられた髪が丁度私の肩の位置にある。その栗色の綺麗な髪は彼女の白い肌によく合っていた。
彼女の大きな瞳と端整なその横顔は私に何か懐かしさを感じさせる。それが何かは分からないが嫌な気分では無かった。
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