過去ログ - 海辺の町と赤く染められた国
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193:1 ◆sfGsB21laoBG
2016/08/11(木) 18:26:18.04 ID:Yv50vCTj0
「…うるせえよ」

僕は何故かその奈緒の姿から目を逸らしてしまった。

「でも…変わった…かな?」
「え?」

僕は再び奈緒を見た。彼女の頬にある小さなホクロが目に入る。僕の一番好きな奈緒の部分だ。

「小学生の頃はさ…私より背が小さくて、泳げなくて、勉強も出来なくて一人でいつもヒーローごっこばっかりしてたのに…」
「だから黒歴史を紐解くのはやめろ」

僕の言葉に奈緒がクスッと笑う。

「でも…いつの間にか私より背が高くなって…泳げる様になってもんね」

僕は軽く頷いた。

「ねえ覚えてる」
「うん?」

奈緒が体勢を変えて僕に向き直った。



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