過去ログ - 海辺の町と赤く染められた国
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26:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:51:51.03 ID:k0/bWBKq0
「だぁ〜!何で分かんないんだよ!分かるだろ!アレ、あれだよ!」
「いや、それはどうでも良いけど…何で六話目なん?」
「…てか、何のアニメでも何話でも良いよ…」

奈緒が心底どうでも良い顔をしていた。
以下略



27:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:52:19.75 ID:k0/bWBKq0
「取り敢えずあれだ。早く携帯の停止の手続きした方が良いぞ」

僕がやっと携帯を無くした旨を伝えると信一がそう言った。

「ハァ〜最悪だわ…」
以下略



28:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:53:08.90 ID:k0/bWBKq0
僕はそのスマホをパクりと口に咥えた。

「キャアアアア!何すんのよ!」

奈緒が慌ててスマホを取り戻す。
以下略



29:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:54:18.45 ID:k0/bWBKq0
「あらあら、達矢ちゃんはホントに奈緒が好きなのねぇ。ずっと奈緒と仲良くね!」
「はい!必ず奈緒を幸せにします!」
「いやああああ!お母さん!達矢はタダのストーカーじゃない!」
「親、公認のストーカーだな」

以下略



30:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:55:20.23 ID:k0/bWBKq0
「辞めろおおお!乗る訳ねーだろうが!」
「大丈夫だって…何でそんなにスグに諦めるんだ?お前はいつもそうやって何でも諦めようとする…」
「そんな教師の体で言われても無理!」

運転席から降りて来た信一に僕の自転車はポイッとされた。
以下略



31:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:56:00.92 ID:k0/bWBKq0
「てかさ、何でワザワザ自転車で来たのぉ?お兄ちゃんの車に一緒に乗ってきたら良かったのに」

奈緒が窓に頬杖を付きながら尋ねた。

「ふ…男はな、甘えちゃいけねーんだよ…」
以下略



32:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:56:52.85 ID:k0/bWBKq0
「頑張ってねー!」

窓から奈緒が笑いながら手を振っていた。

「待てえ!この野郎!」
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33:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:58:11.16 ID:k0/bWBKq0
……。
奈緒と僕は共に現在同じ高校に通う高校二年生だった。
勿論、二人は親公認の仲でラブラブだ。

…まあ、奈緒は僕の事を『親公認ストーカー』と呼んでいるが…。
以下略



34:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 12:59:19.53 ID:k0/bWBKq0
「簡単に言うと、遠い親戚ってやつか…」

遠い海を見ながら僕は呟いた。海は凪いで穏やかだ。
そう。遠い親戚では有るが距離は近かった。
何しろ家が同じ団地内と言う距離だ。
以下略



35:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 13:00:52.95 ID:k0/bWBKq0
…運転席に座っていた信一は、タダのバカ。
…まあ、バカでも一応名前が有って津村信一。
二十歳で現在大学に通っている。奈緒の兄だ。

小さい頃からバカで、アイツには鼻クソを食べさせられた事を今でも覚えている。
以下略



36:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 13:02:40.91 ID:k0/bWBKq0
奈緒も背が高い。170cmは有るんじゃないかな?
本人は断じて160cm台だと言い張るが絶対、大台に乗っている。

小さい頃から目が大きく色白の女の子だった。
それが成長するに連れて背が高くホッソリとし始めると、皆から美少女と呼ばれる様になるのは必然的だったと思う。
以下略



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