53:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 13:19:31.49 ID:k0/bWBKq0
「よいしょっと…」
奈緒は僕のうずくまっている隣に腰掛けた。
僕も体勢を変えて奈緒と同じ向きに座った。
奈緒はチラッと僕を見たが再び前を向き眼下に広がる海を見つめる。
僕も婆ちゃんが渡してくれた水筒を開けて水筒のコップに冷えた麦茶を注いだ。
蝉の声が少しおさまり風が心地よい。
「ねえ」
「うん?」
不意に奈緒が声を掛けた。
「達矢は…飽きないね」
「え?」
奈緒を顎で示す様に顔を上げて吊るされている薪を見る
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