過去ログ - 【モバマス】私「クラスメイト、一ノ瀬志希の話」
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14: ◆TZIp3n.8lc[saga]
2016/08/08(月) 20:58:51.58 ID:mFvc4esTo

「あっ」

 それほど力は入っていなかったと思ったけど、振り払われた志希は後ろに二、三歩よろめくとそのまま尻もちをついてしまった。

「ごめん、大丈夫?」
「へーきへーき」
「恥ずかしいから今みたいなの禁止ね」
「にゃはは、ごめん」

 私は尻もちをついている志希に手を伸ばした。掴んだ手はとても小さくて、力を込めれば壊れてしまいそうだった。
 彼女の手はじんわりと汗で湿っていた。今日は朝から快晴で、夏かと思うほどの日だった。外に出て私も汗をかいているので、匂いを嗅がれるのは余計に恥ずかしかったのだ。


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