過去ログ - ――――きっと、あの出会いは運命だった【モバマス】
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◆Rin.ODRFYM
[saga]
2016/08/10(水) 01:22:05.07 ID:itJi5WEx0
うちの前の人だかりは今日のライブのチケットを求めて来た客だった。
「…ったく。完売だよ、完売」
怒りながらそう言うオーナーであったが、どこか嬉しそうだった。
「当日券はまだあるかーっつって、人が来るわ来るわ」
「今日のっすよね? なんでまた、そんな有名な子でもないでしょうに」
「いやぁ、一応な。向こうさんから連絡はもらってたのよ。
少し大きめに宣伝するから、当日はチケットを買いに客が来るかもしれないって」
「へぇー、オレ難しいことは分かんないんすけど。すごいっすね」
「……お前に話した時間を返して欲しいね」
オーナーがはぁ、と溜息を零した。
では、どうして今日になって急にチケットが飛ぶように売れたのか?
その原因は程無くして明らかとなった。
凛ちゃんと彼女のプロデューサーがやってきたのだ。
「お疲れ様です。まさか、こんなことになるとは」
「お疲れ様です。何やったんですか。これ」
「ええ、ちょっと宣伝を」
「宣伝っつたって、無名アイドルのライブにこんなに客が来ますかねぇ」
「詳しく話すと長いんですが…」
そう前置きして凛ちゃんのプロデューサーはことの経緯を語り始めた。
なんでも駅前でゲリラライブをやったそうだ。
もちろん、無名アイドルのゲリラライブなんてそれ程人が集まるわけでもないので
ちょっとずるをしたみたい。
サクラを使ったらしい。
人だかりが出来ていれば興味本位で足を止めてくれる人間もいるだろう、と踏んでの計画だそうだ。
今日が初ライブの新人をどうしてそこまで信じられるのかは甚だ疑問だったけれど
結果としてこの計画は成功。
凛ちゃんの歌唱力と持ち前のルックスの高さがあって為せる芸当なんだろうな。
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