過去ログ - 提督「グラーフ・ツェッペリン、割り箸を割る」
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 01:43:28.80 ID:IPF1yQGEO
これはグラーフ・ツェッペリンの憶測に過ぎない。しかし、もし本当にグラーフ・ツェッペリンのアドミラルへの好意が機械運命論的に決定されているのだとするのならば。

するのならば。いったい。どうするというのだ。グラーフ・ツェッペリンは困惑した。それは自由への困惑だったのかもしれない。

自由。スピノザ的に言うなら、それは力学的法則に支配されるこの世界に存在しない。人間がAかBかと選べると考えるのは錯覚なのだ。ただし自由は人間が己を決定論的世界にあるのだと認めたときに生まれるのだという。

メタ次元に後退することで事象と距離をとる。その距離の空白が自由なるものだとすれば、グラーフ・ツェッペリンはまさに今自由を獲得したのだ。

グラーフ・ツェッペリンがアドミラルへ好意を寄せるのは、グラーフ・ツェッペリンがそのように設計されたからである。現状グラーフ・ツェッペリンはこのことを事実として自覚することを認めている。

いままで主観としてまさにその感情の内に生きてきたものを、客観的に対象化すること。それはグラーフ・ツェッペリンに、アドミラルへの好感情に反対する可能性が開かれること。



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