過去ログ - 凛「店番してるとアイドルがやってきて」
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:00:49.41 ID:RQAFhrjW0
………
……


凛「新しい趣味、ですか」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:02:11.57 ID:RQAFhrjW0
凛「これなんてどうですか?」

留美「サボテン、ね。随分小さくて可愛いわね」

凛「手軽で初心者向けなので、自宅以外にもオフィス用で購入する人も多いですね」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:03:44.47 ID:RQAFhrjW0
留美「それまで長い時間が掛かりそうね」

凛「話しかけてあげるとよく育つらしいです」

留美「らしいなんて、花屋の店員さんがそんなこと言っていいの?」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:05:13.12 ID:RQAFhrjW0
凛「お待たせしました。育て方とかいつでも聞いてください、わかることは答えるんで」

留美「ありがとう、凛ちゃん。自分なりにも調べてみるわ。情報収集は得意だから」


以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:06:11.70 ID:RQAFhrjW0
先日の台風から残暑も一気に遠のき始め、涼しげな風が髪を撫でる。
漂う空気に秋を感じ、暑いと口を尖らせていたあの夏を懐かしむ。
店先で見上げた秋空は、澄み切った蒼を遠くまで拡げていた。暑さも寒さも彼岸まで、だっけ。
そんなことを考えていたら、秋風が特徴的なエンジン音を運んできた。そんなあるお彼岸の日のこと。


12:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:07:36.72 ID:RQAFhrjW0
拓海「よう、おつかれさん」

夏樹「エプロンつけてるってことは店の手伝いかい?」

凛「うん、まぁいつものことだよ。2人はツーリング?」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:08:43.82 ID:RQAFhrjW0
凛「なんか良いね、そういうの。どこまで行ってきたの?」

拓海「いや、なんも決めねぇでただ走ってただけだけだからよ。軽く山超えたくらい?」

夏樹「どこかへ向かうことが目的じゃなくて、走ることが目的だからね。今日は突発だったし」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:11:33.48 ID:RQAFhrjW0
拓海「花屋に来るなんてガキのころ以来だなぁ」

夏樹「アタシも。あいにく花を抱えるよりギター抱えるほうが性に合ってるみたいでね」

凛「それで、山を越えたって言ってたけど、道中で綺麗な景色とか見れた?」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:13:03.29 ID:RQAFhrjW0
凛「たしかに彼岸花は不幸や死を連想する花、って印象あるよね」

夏樹「ちょうどお彼岸の時期に墓地で咲いてるからか?」

拓海「でもなんで墓地に咲くんだろうな?」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/08/16(火) 20:13:58.84 ID:RQAFhrjW0
凛「理由はどうあれ、そんなイメージがついてる花だから、贈り物にって話はほとんど聞かないかな」

拓海「花屋なんて店の前通るくらいなもんだけどよ、たしかに彼岸花が売ってるとこは見たことねぇな」

凛「売ってはいるよ? うちにもあるし」
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