過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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◆hc5Hlyk12iWK
[saga]
2016/12/31(土) 01:17:20.99 ID:Pkz6ZCheo
響「ラーザリ」
響「私は好かないよ。そんな、悪趣味な冗談」
応える声は聞こえない。
ただ、水面からぶくぶくと泡が立つだけだ。
響「……カリーニンも、きっと怒るよ。トビリシだって、モロトヴェッツだって……」
真っ白な頭の中で、ふと思った。
そう言えば、この姿に生まれ変わってから……
仲間を失ったことは、今まで一度もなかった。
司令官も元帥も、慎重で優しい人だ。
いつだって、全員の生還を第一としていた。
響「…………」
ああ。こんなことがないように……
こんなことは、もう二度とごめんだから……
そう思って、戦ってきたはずなのに。
響「……私は……」
響「……私は、また…………」
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