過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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391: ◆hc5Hlyk12iWK[saga]
2016/12/31(土) 01:17:20.99 ID:Pkz6ZCheo
響「ラーザリ」

響「私は好かないよ。そんな、悪趣味な冗談」


   応える声は聞こえない。
   ただ、水面からぶくぶくと泡が立つだけだ。


響「……カリーニンも、きっと怒るよ。トビリシだって、モロトヴェッツだって……」


   真っ白な頭の中で、ふと思った。
   そう言えば、この姿に生まれ変わってから……
   仲間を失ったことは、今まで一度もなかった。

   司令官も元帥も、慎重で優しい人だ。
   いつだって、全員の生還を第一としていた。


響「…………」


   ああ。こんなことがないように……
  
   こんなことは、もう二度とごめんだから……
   そう思って、戦ってきたはずなのに。


響「……私は……」

響「……私は、また…………」
 


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