過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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◆hc5Hlyk12iWK
[saga]
2016/12/31(土) 01:17:56.37 ID:Pkz6ZCheo
潜水棲姫「コ……コノォォッ――――」
響「――――」スッ
ダァン!
潜水棲姫「ッッ!?」
放った砲弾が、海藻のような髪をかすめる。
顔を狙ったのに、外してしまった。
響「…………」ダァン!
潜水棲姫「ビギッ――」
響「…………」ガコッ ガコッ
響「……っ……」ダァン!
潜水棲姫「ゲァッ、ァ、ァ――――」
第二射。すぐさま装填して、第三射。
今度は、青白い二の腕と太腿に当たる。
頭や胸を撃ち抜きたいのに、なぜか狙いが定まらない。
腕が震え、視界がにじんでいるせいだろうか。
頭の中は、こんなにも落ち着いているのに。
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