過去ログ - 響「ウラジオストクのヴェールヌイ」第10話〜最終話
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396: ◆hc5Hlyk12iWK[saga]
2016/12/31(土) 01:21:30.91 ID:Pkz6ZCheo

   腕の震えが止まった。
   自分の背後に、暖かい何かがあるのを感じる。


響「……そうだね」

響「一緒にやろう、ラーザリ」


潜水棲姫「――――――――!!」


   正面を見据えて、砲を放った。

   一瞬だった。
   一瞬で、目の前の潜水棲姫は、艤装体ごと爆炎に包まれた。
   放ったのは1発のはずなのに、何門もの斉射を受けたかのようだった。


潜水棲姫「――――ァ……ぁ、あ………………」


   潜水棲姫が沈んでいく。
   両目を千切れそうなほどに見開いて、私の方を睨み続けている。
   白い髪は、まるで掴まるところを探すかのように、必死にうごめいていた。
 


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