過去ログ - 男「ここにいたんだ」
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210:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:51:36.92 ID:ifFcB1G70

 三人が遊具で遊び始めたので、ボロボロのベンチに座って、あたりを眺める。
 遊具はお世辞にも新しいとは言えなくて、むしろ若干廃墟っぽかった。

 なんかかっこいい。
以下略



211:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:54:09.70 ID:ifFcB1G70
 相変わらずセミがしゃわしゃわと鳴いている。
 スマホの音量最大の音と、セミの声、どっちが大きいのだろうか。
 それくらいよく聞こえた。

 ぼーっと空を眺めていると、今度はムギちゃんに声をかけられる。
以下略



212:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:55:26.56 ID:ifFcB1G70
 家に戻ると、リビングには部長とチヨ、それからナナコとイチがいた。

 テーブルにはお菓子が広がっている。

「ねえちゃんは?」
以下略



213:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:58:07.71 ID:ifFcB1G70
 畳の座敷は、寒いほど冷房が効いていた。

 ねえちゃんは猫のように丸まって寝ている。
 薄いタオルケットを半分ほど余らせていた。

以下略



214:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:08:20.98 ID:ifFcB1G70

 目が覚めると、外ではひぐらしが鳴いていた。
 夕方。田舎。

 そして寒い。
以下略



215:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:10:46.14 ID:ifFcB1G70

 リビングに行くと、机の上にコップが並んでいた。
 なーちゃんたちが箸を並べている。

「もうちょい待っててねー」
以下略



216:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:11:43.53 ID:ifFcB1G70

「思ったんだけどさ」

「なに?」

以下略



217:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:12:13.10 ID:ifFcB1G70
つづく。


218:名無しNIPPER[sage]
2016/08/24(水) 17:32:23.50 ID:JgdlpAWCO
ねえちゃんのターン


219:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 20:50:28.17 ID:ifFcB1G70
 夜は花火をした。

 買い出しの時に買い込んでおいたやつ。

 普段ならあまり騒がないように気をつけるところだが、今日は周りに人がいないので、騒ぎ放題だった。
以下略



220:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 20:52:57.53 ID:H5SsrYQnO
 夜の砂浜は思った以上に暗くて、防波堤に腰掛けて下を見ると、ほとんどなにも見えなかった。
 声だけが淡々と聞こえてくる。

「さっき」

以下略



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