227:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 21:35:41.18 ID:ifFcB1G70
「それにしても、さっきの千陽さんのこと、驚きましたねー」
そういう割には、こなたは別に驚いている様子はなかった。
昔読んだ面白い本を読み返した後、みたいな。
「まあ、人の好みは人それぞれだからな」
個性とも言う。
「せんぱいも、いつ男の人を好きになるかわかりませんからね」
「それはない」
……と信じたい。
でも、なったらなったで、それも楽しいのかもしれない。
今のところ男に惚れる予定はないけど。
「ところで、千陽さんの好きな人がわかったところで」
こなたはベランダにすとん、と降りた。
気のせいかもしれないけど、降りた時に音がしなかった(聞こえなかっただけかもしれない)。
「せんぱいは好きな人、いないんですかー?」
こなたの口から『好きな人』と聞くのは何故か違和感があった。
なんか、想い人、とか言いそうな雰囲気なのに。急に若者感。
まあ若いんだけど。
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