236:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:07:04.83 ID:ifFcB1G70
「うーん、難しい質問だけど」
難しい質問らしい。
「少なくとも、私は、嫌いではないよ」
237:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:12:50.72 ID:ifFcB1G70
結局その日は、夕方まで騒いだり笑ったり、喚いたりして過ごして、夕方頃の電車に乗って帰った。
ゴミはまとめて置いて帰っていいと言われたので、帰りの荷物はかなり少なくなっていた。
みんなはほとんど眠ってしまっている。
238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:14:02.80 ID:ifFcB1G70
合宿が終わった。
いつの間にか、夏休みが半分も終わってしまっている。
が、去年とは違って、焦燥感に駆られることはなかった。
239:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:16:01.60 ID:ifFcB1G70
車内を見渡すと、ウトウトとしているイチと目が合う。
特に意味もなく頷く。イチも頷き返してきた。たぶん意味はない。
もうすぐ最寄りの駅に着く。
240:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:17:52.25 ID:ifFcB1G70
つづく。
もうすぐ終わりそうです。
241:名無しNIPPER[sage]
2016/08/25(木) 04:13:10.75 ID:1yFLsnfzO
終わっちゃうのか、毎日の楽しみだったんだがなあ
>>1の文章、俺はすごく好きだよ。読みやすいし引き込まれる
主人公は何か抱えてそうと思ったらそういう事だったんか…
242:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:15:27.23 ID:TLj9UmSq0
翌日の課外は午後からだった。
午前中は雨が降っていたが、昼が近づくと、さっきまでの天気が嘘のように晴れ渡っていた。
玄関を出ると、蒸し風呂のような熱気と湿気が襲いかかってくる。
243:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:16:20.67 ID:TLj9UmSq0
「特に、ないかな」
「へー」
「お前は?」
244:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:18:49.84 ID:TLj9UmSq0
結局、そいつの惚気話を聞いている間に、教室についてしまった。
教室に入ると、どちらからともなく距離を取り、そいつは別の友達と話す。
が、ユウキもチヨも来ていなかったので、俺は一人で椅子に座っただけだった。
245:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:20:11.01 ID:TLj9UmSq0
「生徒会室に行きましょう」
突然頭に浮かんでくる。天誅?
そういえば生徒会室にまだ行ってなかった。
246:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:22:07.46 ID:TLj9UmSq0
コヨミちゃんが椅子を勧めてくれたので、そこに座る。よく見るとまだ予備があった。
なんでこんなに椅子があるんだ、この部屋。生徒会は三人しかいないはずなのに。
会長と久しぶりに話した気がする。
少し会わない間にずいぶんと髪が伸びたような印象を受けた。が、校則は守ってる。
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