過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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19:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:35:16.95 ID:Yu37ZZYbO

「最近どーもばいきんまんの様子がおかしくてですね〜。
なんか妙にごっついメカなんか作っちゃって、没頭してるもんですから、あー変だなーと思ったんですよ。
それでこの石のことを思い出して、ちょっと確認しに行ったら、赤くなっちゃっててビックリしたんですね〜。
しかもその間にバイキン城は無くなってるし、ドキンちゃんは塞ぎ混んでるでしょ?
あらまぁ、大変なことが起きてると思ったんですね」

「ずっとばいきんまんの様子がおかしかったの?」

「そうです、そうそう」

「でも、ぼくは分からなかった。ばいきんまんが普段と違っていたなんて……」

「はーい、反省タイムはあとでとりましょ。
アンパンマンには結論から話した方が良さそうですね〜」


ホラーマンはやれやれといった感じで、ぼくの方を見て、はっきりと言った。


「いいですか?
もしかするとですよ、ばいきんまんを生き返らせることが出来るかもしれないんですね〜」


ぼくは呼吸が止まりそうになるほど驚いた。
そして気がつくとホラーマンの腕を掴んで、彼を揺らしていた。


「ホラーマンは方法を知ってるの!?」

「あんまり大きな声を出さないで欲しいですね〜。これはジャムおじさん達にも秘密なんですから」

「どうして?」

「ジャムおじさんは絶対に反対するからですね。これは、この世界の理に関わることなんですホラー」

「ことわり……?」


そういえば、アンパンマン号の中でも、ジャムおじさんがそんなことを言っていた。
ぼくは落ち着くように言われて、そっとホラーマンから手を離した。
ホラーマンは普段は見せないような真剣な顔で、ぼくに話し始める。


「いいですか?アンパンマン。この世界には決まりごとがあるんです。
ひとつは、人を生き返らせてはいけないということ。
それはわかりますね?」

「うん……というより、生き返らせる方法がないよね」

「そう思うでしょ?でも、今は続きを聞いて欲しいんですね〜」


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