過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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:
オータ
◆aTPuZgTcsQ
[sage]
2016/08/23(火) 15:46:13.47 ID:Yu37ZZYbO
静まり返ったぼくの部屋は、急にホラーマンの声で騒がしくなる。
「いやー、えらいっ。アンパンマンもやるときはやるんですね〜すごいですね〜。
ジャムおじさんも情報を教えてくれたし、ホントもう上出来ですホラー 」
「う、うん。ありがとう」
「では!早速北に向かって飛びましょ。善は急げですね〜。
準備はオッケーですか?」
「……うん!」
ぼくたちは部屋から出て、一階への階段を下った。
すると、工房のテーブルには、いつの間にかぼくの顔が置かれていた。
パンがいっぱい詰まったバスケットも置かれている。
ぼくは胸が少しだけ痛くなって、胸をおさえながら呟いた。
「ありがとう、ジャムおじさん」
ぼくは顔を新しい顔に変えて、ホラーマンはバスケットを肩にかけて、外へと踏み出した。
外はすでに太陽がのぼり初め、まばゆい朝日が辺りを照らしている。
「行こう。理の本を探しに」
「はーい、わくわくしますね〜!」
ぼくは背中にホラーマンを乗せて、空へ飛び立った。
しばらくここへは帰れないかもしれない。
なにも言わずに出てきたので、バタコさんやチーズやメロンパンナちゃんも悲しむかもしれない。
それでもぼくは行くと決めた。
その旅がどんなに辛いものとなろうとも……ぼくはもう振り返らなかった。
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