過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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31:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 15:53:08.98 ID:Yu37ZZYbO

さっきの仕返しをするように、ホラーマンがいぶかしげに二人にたずねる。


「ホントにこんなところの先に、学校なんてあるんですかね〜。怪しいですね〜」

「ならお前はここに残ればいいだろ」

「そうですね。危ない動物もいないですし大丈夫でしょう」

「……もしかしてお二人ともわたくしのこと、お嫌い?」


ホラーマンのしょげる声を聞いて、カレーパンマンは困ったように笑いながら言った。


「好きとか嫌いとか、そういうことじゃねぇよ。
ただ、この島のことはあんまり知られたくねぇなって」

「ええ、アンパンマンにもずっと秘密にしてきましたからね」

「ぼくにも秘密に……?」

「ああ……まぁ、ちょっとばかしいわくつきな場所なんだ。
とにかく、俺たちについてこいよ」


カレーパンマンはそうぼくたちに促すと、しょくぱんまんと共に先頭を歩き出した。
ぼくはホラーマンと並んで、森の奥の方へと進んでいく。
あるところまで歩くと、枝のあちこちにランタンが吊るされるようになって、足元が見えるようになった。
さらにもうしばらく進むと、大きな広場に出た。

地面はレンガで覆われて、オレンジ色に光るランタンが乗った街灯が立ち、石の柱のような物が辺りに立てられていた。
空は相変わらず木の枝や葉っぱに覆われているので、明かりは街灯に頼っているようだ。
ぼくは石の柱について、二人にたずねた。


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