過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
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42:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:09:58.69 ID:Yu37ZZYbO

「おーい、みんなそろそろ寝ようぜ」


カレーパンマンはそう言いながら、こどもたちがいる教室の扉を開けた。
しかし、教室の中はすでに静まり返っていて、床に布団が敷き詰められている。
こどもたちも、ホラーマンまで、眠りについているようだった。


「こりゃ、たまけだぜ。みんなもう寝てんのか?」

「ホラーマンまで寝てるとは……この人は本当に自由な人ですね」


二人は呆れて、教室の扉を閉めた。
そして、二人で廊下を歩いて行ってしまう。


「ねぇ、二人はどうするの?」

「私たちも別の部屋で寝ますよ」

「こどもたちと一緒には寝ないの?」

「ええ……目を覚ましたあの子たちと会うには、ちょっと心構えがいるんです。
なんせ、全て忘れてしまっているわけですから……」

「最初は一緒に寝てたんだけどさ。起きた瞬間、ものすごく驚かれるから、なかなかな……」

「そうなんだ……」

「アンパンマンも私たちと寝ますか?」


しょくぱんまんの問いかけに、ぼくは首を横にふった。


「ううん、ぼくはあの子たちと寝るよ」

「そうか……じゃあ、おやすみ」

「おやすみなさい、アンパンマン」

「うん、おやすみ」


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