過去ログ - アンパンマン「ばいきんまんはもういない」
1- 20
59:オータ ◆aTPuZgTcsQ[sage]
2016/08/23(火) 16:32:42.19 ID:Yu37ZZYbO

ぼくはさらに、思っていたことを素直に話した。


「それに、しょくぱんまんとカレーパンマンは、すごく頑張ったよ。
ぼくはあの子達に忘れられる前にお別れしたけど、二人は何度も忘れられてしまったんだよね。
その度に何度も自己紹介から初めて、それでもこどもたちを笑わせようとしたんだよね。
それって、すごく大変なことだと思う。
ぼくだったら頑張っても、二人のようには出来ないかもしれない」

「アンパンマン……!」


カレーパンマンはぼくにしがみついた。
ホラーマンを背中に抱えているので、ちょっと体勢を崩したけど、ぼくはカレーパンマンを受け止めた。
カレーパンマンは少し肩を震わせながら言った。


「ありがとう……!」


しょくぱんまんも顔を手で覆っている。
ぼくは空いた手の方で、カレーパンマンを抱き締めた。
少し冷たい朝の空気をまといながら、太陽が静かに輝いていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
107Res/140.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice