過去ログ - ルナ「ルナのお友達になってくれる?」八幡「や、その友達とか良くわからないんで」
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◆SqZQSXA.b2
[saga]
2017/03/21(火) 22:44:59.21 ID:qmsQDqXq0
やがて、ルナは俺をその柔らかい手でつかむと、歓声をあげた。
ルナ「ヒッキー、みぃつけた!」
彼女は、俺を担ぎ上げて、その場でくるくると回る。
それに飽きてやめたかと思うと、俺をじっと見つめはじめた。
ルナ「なんかヒッキーの魂って変な色をしてる。ぷふふっ」
余計なお世話だ、ほうっておいてくれ。
ルナ「この姿は、いや?」
別に、どうでもいい。
ルナ「ルナはいや。形はあった方が、好きなの」
ルナ「ヒッキーは、特別にルナの人形に入れてあげる」
どうでもいいどうでもいいどうでもいいどうでもいいどうでもいいどうでもいい。
ルナ「あとはパパとママを返してもらえば、家族がそろうんだよ。
その為にはまた百の命を奪えば、いいんだって」
ルナの後ろで、女が妖艶な笑みを浮かべる。
ルナ「これからはつらい時も、たのしい時も思いを共有して、分かちあうの。
それって、すごく幸せなことなんだよ。
今のルナの存在する理由は、その幸せが欲しいだけ」
ルナは、その濡れた瞳をこすりながら、自分に尋ねる。
ルナ「ねえ、ヒッキー」
ルナ「ルナの家族になってくれる?」
そこまでいったところで俺は、晴れてゲームオーバーになった。
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