過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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15: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:48:42.73 ID:J1uwhgey0
大和「彼女たちは良くも悪くも自分の性能を知っていますから。相手が水平爆撃をしてきても、それは被害を減らすための方策だと早
合点してくれる可能性もあります」
長門「それはあるかもしれないが・・・」
飛鷹「ちなみに、彼女達の射程ってどれくらいなの?」
大和「さすがにそれはわかりませんけど・・・、秋月さんと同じぐらいじゃないでしょうか。2kmぐらい、という意味です」
飛鷹「2km、ね」
皆が考えてこんでしまったところで、大鳳がえっと、と声をあげた。
大鳳「あの、皆さん」
飛鷹「どうしたの?」
大鳳「2kmって、最大射程のことですよね?」
飛鷹「そうだけど・・・?」
大鳳「私達が気にしなきゃいけないのって、最大射高じゃないんですか?」
飛鷹「・・・そう、だったわね」
大鳳「長10cm砲の最大射高は14000mですから、敵さんのほうが強い装備だとしても15000ぐらいです。弾丸は炸裂弾を使用しているとのことですから、有効射程は14000ぐらいになるんじゃないでしょうか?」
大和「ごめんなさい。浅慮でした」
隼鷹「どっちにしたって射程範囲内なんじゃん。んなこと気にしてたらキリないよ」
隼鷹が溜め息を吐いてそう言う。
飛鷹「・・・やっぱり、水平爆撃はやめたほうがよさそうね」
隼鷹の意見ももっともだと判断したのか、飛鷹は何かを堪えるように強く目を閉じた。
犠牲はできれば出したくない。けれど、赤城さんはもっと辛いはずだ。自分の知らないところへ機を送り出すなんて自分ではとてもではないができることじゃない。
やらなければならないのだ。
飛鷹「三隊に分けて同時突撃をしたいと思うんだけど、どう?」
その発言に隼鷹と大鳳が息を呑む。
甚大な犠牲を覚悟せよ、そう言っているのだ。
隼鷹「・・・話してみて」
飛鷹「まず三機を、その後艦爆を三隊に分けて発艦。最初の三機は偵察機の役目も担ってもらって、敵を見つけ次第触接行動をとり、対空砲の射程範囲外を旋回し続ける。それで敵が私たちの存在を嗅ぎ取って警戒してくれるはず」
飛鷹「その後偵察機が敵を警戒させている間に、発艦させていた三隊を偵察機とは反対の方向から、つまり背後に回り込ませて。その三隊が突撃準備を終えた辺りで三機にはそのまま欺瞞行動をとらず私たちの方に帰ってきてもらうの。そうすれば注意が向く方向とは逆から奇襲に近いものをかけられると思うのよ」
隼鷹「三隊ってのは、どういう形で突撃していくのさ?」
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